News

報徳学園・今朝丸vs豊川・モイセエフは実現するか?豊橋中央はプロ注目の147キロ右腕の投球に注目【愛知招待試合1日目見所】

2024.06.01


今朝丸裕喜(報徳学園)、モイセエフ・ニキータ(豊川)、内山京介(豊橋中央)

【一覧】愛知 招待試合 対戦カード

6月1日、2日に愛知招待試合が開催される。
当初は智辯和歌山が招待校として参加する予定であったが、近畿大会に準決勝に進出したため、日程が被った結果、報徳学園龍谷大平安が参加することになった。報徳学園が登場する1日の見所を紹介していきたい。

報徳学園は春季県大会で課題となった打線の強化だろう。県大会3試合で7得点に終わった。対戦する豊川豊橋中央にはいずれも140キロを超える速球を投げる投手がいる。現状の打力を測る絶好の相手といえる。
151キロ右腕・今朝丸 裕喜投手(3年)、間木 歩投手(3年)の2枚看板の仕上がりにも注目だ。今朝丸は県大会のベンチ入りも外れ、夏を見据えて調整をしてきた。この招待試合でセンバツから進化した投球を見せることができるか。2試合18イニングの中で、今朝丸、間木以外の投手を何イニングを投げさせるのか。夏につながる投球を見せていきたい。

第1試合に登場する豊川は高校通算17本塁打のモイセエフ・ニキータ外野手(3年)の打撃に注目が集まる。センバツの阿南光戦では本塁打を放ったが、吉岡 暖投手(3年)の前に3三振を喫し、「三振した悔しさが大きかった」と振り返る。センバツが終わってからトップの位置を下げたりするなど、打撃フォームのマイナーチェンジを行った。春季県大会では13打数9安打と大当たりを見せた。週3、4回のウエイトトレーニングの成果もあり、昨年12月のベンチプレス105キロから130キロまで大きくレベルアップ。木製バットの打撃練習でも強烈な打球を飛ばしており、進化のあとが見える。

モイセエフは「報徳学園の2枚看板と対戦できるのはとても楽しみで、センバツから取り組んできた成果が試される試合。そして今の自分の実力がわかるかなと思います」と2枚看板との対戦を心待ちにしている。今朝丸vsモイセエフの対戦は今年の招待試合の一番の見所になりそうだ。

チームは、平野 将馬投手、中西 浩平投手の2年生右腕コンビの一本立ちをテーマに取り組んできた。2人とも140キロを超え、ゲームメイク能力が高い。春の県大会、全三河大会で1年生を起用するなど競争を促し、センバツから変わったチーム構成で臨むことになりそうだ。

第2試合に登場する豊橋中央は投手力の高さに注目。先週まで行われた全三河大会では、優勝を果たし、内山 京介投手(3年)、前島 史弥投手(3年)の2人が軸となる。軸となるのは最速147キロ右腕の内山、ゲームメイク能力が高い前島だ。内山はプロのスカウトからも注目を受ける逸材で、報徳学園打線に好投すれば、評価は上がりそうだ。打者では、強打の三塁手・髙安 累内野手(3年)、全三河大会で2本塁打を放った佐藤 大海内野手(3年)も注目の左打者だ。

【一覧】愛知 招待試合 対戦カード

<関連記事>
◆中京大中京の193センチの剛腕などセンバツ未出場の愛知の逸材たち【注目選手一覧】
◆大会屈指の強打者・モイセエフ・ニキータ独占インタビュー 「目標は世代No.1野手&高校日本代表、そしてプロ入り!」
◆健大高崎vs報徳学園のセンバツ決勝戦は指導者分業制の先端を行くチーム同士の対戦だ!【主筆・河嶋宗一コラム『グラカンvol.13』】
◆【一覧】ドラフト候補リスト・春季大会最新版

 

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.27

慶應ボーイの学生監督が率いる慶應志木 来る夏は「現役の時よりも緊張するかもしれません」

2024.06.27

山形の組み合わせ決定!2年ぶり甲子園狙う鶴岡東は山形中央と南陽の勝者と対決<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.27

【徳島】28日に抽選会!阿南光・吉岡を攻略する高校が現れるか<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.27

【明日開幕!愛知大会展望】 ノーシードから4連覇狙う愛工大名電を止めるのはどこだ!? モイセエフを再び甲子園で見られるのか? 春の東海王者・中京大中京は8強までに二つの壁

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.27

高知・土佐高校に大型サイド右腕現る! 186cm酒井晶央が35年ぶりに名門を聖地へ導く!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.22

南北海道室蘭支部が開幕!北海道栄、苫小牧中央がコールド発進【2024夏の甲子園】

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】