試合レポート

早慶戦は早大圧勝で優勝王手! 慶大は甲子園優勝メンバースタメン起用も不発【東京六大学】

2024.06.02


慶應大ナインに声をかける堀井 哲也監督

<東京六大学春季リーグ戦:慶應義塾大1-8早稲田大◇1日◇明治神宮野球場
約3万人の観客が集まった早慶戦。早稲田大は優勝がかかる大事な試合で、吉納 翼外野手(東邦=4年)が1試合2本のホームランを放つなど、打線が爆発して8対1の大勝を収めた。

悔しさを残した慶應義塾大は、相手エースの伊藤 樹投手(仙台育英=3年)に、7回まで1安打と苦しめられた。堀井 哲也監督は、「3点勝負で後半に持っていきたかった。今シーズンの投球を見ても、前半はあのくらい投げられるのは仕方がない」と脱帽。ストレート、スライダーに緩いカーブを駆使した投球で翻弄された。
対する外丸 東眞投手(前橋育英=3年)は5回3失点で降板したが、「交代するか迷ったが6回表に先頭だったので代打を送った。連打も食らっていないですし、よく投げたと思います」と話す。2番手でマウンドにあがった荒井 駿也投手(3年=慶應義塾)が大量失点を喫したが、「左打者も多く、荒井の状態も良かったので起用したが、早稲田さんの攻撃が上回っていた」と語っていた。

打線も丸田 湊斗外野手(慶應義塾=1年)、渡辺 憩捕手(慶應義塾=1年)らフレッシュなメンバーがスタメンに並んだが、8回に古野 幹外野手(岸和田=4年)の併殺打であげた1点のみ。主将の本間 颯太朗内野手(慶應義塾=4年)は、「今日は追い込まれてから簡単に三振してしまったので、チーム全体で一球への執念を見せていきたい」と語気を強めた。

堀井監督は、「次の試合で勝つことに全力を尽くしたい」と奮起を促している。横で聞いていた本間主将も「監督も話していたように、日曜日の早稲田戦に向けて絶対に勝つと、気持ちを切り替えたい」と意気込んでいる。目の前での胴上げを阻止すべく、チーム一丸で勝利を目指す。

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この記事の執筆者: 塩澤 風太

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