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【プロ野球交流戦打率ランキング】トップ2は売り出し中の日ハム勢! ニューフェイスが上位に!

2024.06.04


成田高校時代の田宮 裕涼、長岡 秀樹(ヤクルト)

プロ野球セ・パ交流戦がスタートして2カードが終了した。引き分けを挟み11連勝を挙げるなど勢いに乗っているロッテが首位。ゲーム差なしの2位で、パ・リーグで首位を走るソフトバンクをはじめ、巨人、楽天が追っている。

チームの成績はもちろんだが、交流戦で好成績を収める選手が、その勢いに乗ってその後、リーグ戦で活躍することも多い。今年は、その勢いに乗ろうとしている選手はいるのか。

ここまでの交流戦打率ランキング上位には、ニューフェイスが顔を連ねている。2日までの上位5人は以下の通り。

1 .579 水谷 瞬外野手(日本ハム・石見智翠館出身)
19打数 11安打 1本塁打 5打点
2 .471 田宮 裕涼捕手(日本ハム・成田高出身)
17打数 8安打 1本塁打 3打点
3 .423 長岡 秀樹内野手(ヤクルト・八千代松陰出身)
26打数 11安打 1本塁打 6打点
4 .417 丸 佳浩外野手(巨人・千葉経済大附出身)
24打数 10安打 0本塁打 2打点
5 .409 小川 龍成内野手(ロッテ・前橋育英出身)
22打数 9安打 0本塁打 3打点

現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムに移籍した水谷が、ブレークの予感だ。交流戦開幕の阪神戦では2戦9打数7安打の荒稼ぎ。6月2日のDeNA戦では、左中間フェンスに当たる「幻ホームラン」となる二塁打と、まったく同じ方向へ「打ち直した」ような、プロ初アーチをマークする活躍ぶり。新庄監督のお株を奪うような話題性を振りまいて活躍している。ソフトバンク時代から長打力は折り紙付きで、足もある将来性豊かな選手だったが、ここにきて花開こうとしている。交流戦では1、2番でスタメン起用されているだけに、今後も打線のけん引役として期待される。

同じ日本ハムの田宮は、5月中旬から出場した12試合連続で出塁中。その間、安打が出なかった試合は1試合(死球1)しかなく、交流戦前から好調を維持している。規定打席に到達し、打率.341は現在パ・リーグ首位打者でもある。

ヤクルト長岡と巨人の丸は、セ・リーグでも首位打者争い上位に入り、長岡は.306で2位、丸は.298で4位につけている。

ロッテ小川は5月18日から二塁手としてスタメン起用され、チームの11連勝に大きく貢献。6試合連続安打をマークするだけでなく、サヨナラ押し出し四球を選ぶなど、ラッキーボーイ的な活躍もあり、打線のつなぎ役として欠かせない存在となっている。

交流戦最終日予定の16日まで、あと12試合あまり。「開幕ダッシュ」に成功した、この5人がそのまま勢いに乗って好成績を収めるのか、それとも別の選手のブレークがあるのか。交流戦の「個人短期決戦」からも目が離せない。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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