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筒香嘉智はやっぱりすごい! 城島・福留ら過去の“MLB帰りスラッガー”の中でも屈指の成績!OPSは牧を超える

2024.06.17


筒香嘉智

DeNAに復帰した筒香 嘉智横浜出身)、4月に入ってからチームに加入し急ピッチで調整を進めて5月6日に一軍昇格、いきなり逆転3ラン本塁打を放つ鮮烈なデビューを飾った。
その後もコンスタントに本塁打を記録し6月15日終了時点で30試合に出場し打率.239、6本塁打、18打点、OPS.833の成績を残している。

かつての筒香からすれば物足りなく見えるかもしれないが、6本塁打はチームで2位タイ。規定打席には到達していないがOPSはオースティン(.935)に続くチーム2位相当。牧秀悟(.766)よりも高い。
さらにホームランを放った試合は全勝。いいところで打つイメージも定着している。さらに今季のNPBは近年稀に見る打低傾向にあるだけにDeNAにとって大きな戦力となっている。

さて、筒香のように渡米前にシーズン30本塁打以上放った経験のある選手が、MLBを経て日本に戻ってきた際、初年度にどれくらい本塁打を放ったのか振り返ってみたい。

NPBで30本以上を放った経験を持ったうえでMLBでプレー。その後、再びNPBでプレーしたのは筒香の他に松井稼頭央(PL学園出身)、井口資仁(國學院久我山出身)、中村紀洋(渋谷出身)、城島健司(別府大付=現明豊=出身)、岩村明憲(宇和島東出身)、福留孝介(PL学園出身)と6人いた。

そのなかで復帰初年度に2桁本塁打を放ったのは城島(28本)、井口(19本)、中村(12本)の3人。松井は9本、福留は6本、岩村は1本も本塁打を放つことができなかった。

MLBでプレーし年齢を重ねていることもあるが、誰しもが渡米前のように打ちまくれるわけではないのである。そんななか筒香はここまで6本塁打。怪我なく試合に出場し続けることができれば、前半戦で2桁本塁打に到達する勢いだ。シーズンでは20本塁打も見えてくる。

現在は勝率5割で3位だがこれから先、上位争いに顔を出すためにも、筒香の長打力は欠かせない。これからどれだけ本塁打を積み上げるか注目だ。

<日本帰りのスラッガーたちの成績>
城島健司  2010年 144試合 28本塁打91打点 打率.303
井口資仁  2009年 123試合 19本塁打65打点 打率.281
岩村明憲  2011年 77試合 0本塁打9打点 打率.183
松井稼頭央 2011年 139試合 9本塁打48打点 打率.260
中村紀洋  2006年 85試合 12本塁打45打点 打率.232
福留孝介  2013年 63試合 6本塁打31打点 打率.198

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この記事の執筆者: 勝田 聡

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