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夏の兵庫大会のヒーロー候補21人!報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の「151キロ右腕二人」が筆頭格!投打にタレント揃いの東洋大姫路にも注目

2024.06.19


今朝丸裕喜(報徳学園)、村上泰斗(神戸弘陵)

第106回全国高等学校野球選手権兵庫大会の組み合わせが決まった。兵庫の特徴は投手を中心とした守り勝つチームが多いこと。センバツ準優勝の報徳学園はもちろん、近畿大会に出場した須磨翔風明石商も守備型のチームで、好投手を擁する。新基準バットになり、1点を争う接戦が予想される兵庫の逸材を紹介していきたい。

今朝丸、村上だけじゃない!公立にも好投手が

この夏の兵庫の主役は報徳学園の151キロ右腕・今朝丸 裕喜投手(3年)だろう。センバツ決勝戦のあと、2週間のノースロー期間を経て、練習試合で登板。6月2日の愛知招待試合・豊川戦で5回2失点の力投をみせ、最速は145キロだった。この試合で調子はやや落ちていたが、夏へ向けて調整している段階だ。センバツでみせた突き刺さるようなストレートで、兵庫のライバル打者を圧倒する投球を見せていきたい。
一方で、二季連続の甲子園出場へ向けて、今朝丸の負担を軽減させていきたい。144キロ右腕・間木 歩投手(3年)もゲームメイク能力も非常に高い。夏へ向けてさらに球威アップが実現できるか。

間木歩(報徳学園)

ドラフト候補として今朝丸に次ぐ評価を受けているのが、村上 泰斗投手(神戸弘陵)だ。躍動感のある投球フォームから最速151キロの速球、130キロ近い高速スライダーで三振を量産。春の県大会では八鹿戦で14奪三振の快投をみせた。夏も春以上の投球ができれば、ドラフト指名の可能性は高まるだろう。

須磨翔風槙野 遥斗投手(3年)は最速143キロの速球、多彩な変化球を操る右の本格派。投球の引き出しも豊富で、今春の近畿大会では大阪学院大高相手に1失点完投勝利を収めた。夏へ向けて課題となる球速アップを実現できているか。

槙野 遥斗(須磨翔風)

1年夏から活躍してきた神戸国際大附津嘉山 憲志郎投手(3年)が最後の夏を迎える。春は未登板に終わり、夏にかけてきた。最速148キロの速球、ツーシーム、スライダーを操る本格派右腕はこの夏で評価を高めることができるか。

津嘉山憲志郎(神戸国際大附)

春優勝・のエース・福田 海晴投手(3年)は130キロ後半の速球、スライダーで勝負する本格派右腕。進学校・神戸に現れた140キロ左腕・舩見 将太投手(3年)はオリックスジュニアに選出され、中学時代には県総体優勝を経験した実力派だ。

滝川新井 瑛太投手(2年)は、最速150キロをマークして、一気に注目度が上がっている。明石ボーイズ時代はライトを守っていた。エースは東海大相模福田 拓翔投手。新井は目立った存在でなかったが、滝川入学後に急成長をみせた。初戦の相手は神戸商。勝ち進めば神戸国際大附と対戦することになる。

強力打線が注目される東洋大姫路は投手にも好素材が揃う。143キロ右腕・阪下 漣投手(2年)、187センチの城下 雄飛投手(2年)は140キロを超える速球を投げ込み、春季県大会準々決勝の報徳学園戦で13奪三振完投勝利を挙げた中島 賢也投手(3年)も注目の好投手だ。

春3位の明石商は左腕・石原 大暉投手、右腕・横山 康瑛投手の2年生コンビに注目。石原は130キロ前半の速球、スライダー、チェンジアップを投げわけ、横山も伸びのある130キロ台の直球、スライダーを投げ分ける本格派だ。

次のページ:野手のレベルは東洋大姫路がNo.1!堅守の報徳学園、近畿大会出場の須磨翔風にも好打者揃う

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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