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160キロの豪腕に、飛び級日本代表投手……ドラフト候補が集う「大学日本代表候補合宿」参加選手一覧

2024.06.21


堀越啓太(東北福祉大)、中村優斗(愛知工業大)

22日から24日にかけて7月にチェコ、オランダで開催される「第43回 プラハベースボールウィーク」と「第31回 ハーレムベースボールウィーク」に出場する「侍ジャパン」大学代表の選考合宿が平塚で開催される。

今年はフル代表にも選ばれた宗山 塁内野手(広陵-明治大)が右肩甲骨骨折による不調で、金丸 夢斗投手(神港橘-関西大)もコンディション不良により辞退。宗山に次ぐショートとして評価されていた浦田 俊輔内野手(海星-九州産業大)も故障で辞退した。宗山、金丸は昨年12月の強化合宿では首脳陣から投打の軸として期待されていたところがあったので、痛手ではあるが、新たに評価される選手も出てくるかもしれない。今回はそんな選手たちを紹介していきたい。

投手では157キロ右腕の中村 優斗投手(諫早農-愛知工業大)が軸となるだろう。3月のフル代表に選出され、150キロ中盤の剛速球を投げ込んだ。スライダーの切れ味も鋭く、候補合宿の紅白戦では別格の投球を見せたい。同じく最速157キロ右腕の篠木 健太郎木更津総合-法政大)も持ち味であるコンビネーションを生かした投球で、今季は3勝、防御率1.41と改善が見えた。他にも非公式ながら160キロを超える剛速球を投げ込む堀越 啓太投手(花咲徳栄-東北福祉大学)、リーグ戦で3試合登板だった153キロ右腕・寺西 成騎投手(星稜-日本体育大)の剛腕たちの投球にも期待だ。

今年はどのカテゴリーを見ても捕手不足。大学選手権準優勝の早稲田大の印出 太一捕手(中京大中京)、強肩強打の捕手として評価されている笹原 愛斗捕手(真颯館-九州共立大)、譽田 貴之捕手(福岡工大城東-福岡工業大)のアピールに期待だ。

追加招集となった山縣 秀内野手(早大学院-早稲田大)は大学選手権で数々の美技を披露し、評価を高めた好遊撃手。宗山、浦田の2人の逸材ショートが不参加で、今年から猛アピールに成功している山縣は攻守両面で活躍できるか注目だ。

合宿最終日24日より代表選手が発表される。今年は期間中、雨天が予想され、限られた中でのアピールになるが、その中でどんな選手が名を連ねるのか注目したい。

次のページ:【一覧】大学日本代表候補合宿 参加選手

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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