9球団スカウト注視の中で…注目度急上昇の”素材型ショート”岸本佑也（奈良大附）が爆肩披露【24夏・奈良大会】
岸本佑也（奈良大附）
＜第106回全国高等学校野球選手権奈良大会・2回戦◇奈良大附7－0奈良高専（8回コールド）◇10日◇さとやくスタジアム＞
【トーナメント表】夏の奈良大会 10日までの結果
6年ぶりの甲子園を目指す奈良大附が奈良高専に8回コールド勝ち。3年ぶりに夏の大会で勝利を飾った。
この試合でプロのスカウトから注目を集めていたのが4番遊撃の岸本 佑也（3年）だ。身長181㎝、体重73㎏の右投右打。肩の強さを高く評価されており、投手としても最速147キロの速球を投げ込む。
この日の打撃成績は2打数無安打1死球1打点。「初戦で緊張もあって全然打てなかったです」と本人の満足がいく内容ではなかった。
それでも5回裏の第3打席では一死二、三塁から左犠飛を放ち、打点1を記録。中軸として最低限の役割を果たした。
守りでは3度の遊撃ゴロを全て無難にさばき、「強い送球もできていた」（田中一訓監督）と自慢の強肩も披露。9球団のスカウトの前で潜在能力の高さを見せつけた。
進路については「（プロに）行けたら行きたいなと思っていますけど、今は何も考えていないです」と話しており、まずは今大会に集中する。投手、遊撃手のどちらで勝負するかについては悩んでいるそうだ。
「守備では肩を生かせる三遊間の打球で良い球を見せたいですし、バッティングはもっとロングをいっぱい打っていきたいです。甲子園に行くためにみんなで頑張ります」と今後の意気込みを語った岸本。今年に入って注目度が急上昇している素材型遊撃手の活躍に今後も要注目だ。
＜関連記事＞
◆【一覧】夏の奈良大会 注目選手
◆編集部が選ぶ『トッププロスペクト123名』！
◆【一覧】奈良 夏のシード校と昨秋・今春の4強
◆【一覧】近畿地区 主な「好カード」「注目カード」
◆天理 チーム紹介
