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今年の東海大相模は全国屈指の超大型チーム! 「全国トップレベルの分厚い投手陣」と「2年生スラッガートリオ」を揃えて5年ぶりの甲子園出場を狙う!【ベンチ入りメンバー紹介】

2024.07.11


木村海達、福田拓翔、藤田琉生、中村龍之介(いずれも東海大相模)

神奈川の名門・東海大相模。今春の県大会では準優勝を果たし、関東大会ではベスト8入りした。戦力的には5年ぶりの夏の甲子園出場を十分に狙える布陣である。

【トーナメント表】夏の神奈川大会 結果一覧

【投手】
投手陣については神奈川ではNo.1。全国でもトップクラスの投手力といっていいだろう。
198センチの大型左腕・藤田 琉生投手(3年)は最速148キロまでレベルアップし、初戦で3回パーフェクトの快投を見せた。原俊介監督は「直球がだいぶ進化しています。スターター(先発)向きの投球ができるようになってきた」と手放しで称賛している。
福田 拓翔投手(2年)も高校2年生右腕ではNo.1の総合力を持っている。140キロ台後半の速球、120キロ台後半のスライダー、フォークを操り、打者を翻弄する投球は見事だ。

福田拓翔(東海大相模)

さらに高橋 侑雅投手(3年)、塚本 空輝投手(3年)の両右腕も好投手。高橋はオーバースローから常時140キロ台前半の速球、スライダー、カーブを操る投球を得意とする。塚本は140キロ前後の速球、カットボールを得意とする技巧派だ。2人について原監督は「練習試合でも中継ぎとして活躍している」とリリーバーとして見据える方針だ。

塚本 空輝(東海大相模)

島村 宏斗投手(2年)は左オーバーハンド。木村 海達捕手(3年)によると「スライダーのキレが良い投手」だという。大会直前の変更でベンチ入りした菅野 悠投手は左サイドからスライダーを駆使する技巧派。大会前の練習試合で好投を見せてギリギリで入ったという。この6人、盤石の投手陣となりそうだ。

【野手】
守備、攻撃の中心は正捕手の木村 海達。1年秋からスタメンマスクをかぶってきた木村はリードセンスも優れ、打撃でも長打力があり、勝負強さも持つ。取材をしていても、投手を引っ張り、導くリーダーシップが伝わってくる。

木村 海達(東海大相模)

今年は2年生スラッガーが多い。春まではミート力、長打力を兼ね備えた中村 龍之介外野手、春季関東大会でも本塁打を放ち、飛距離が凄まじいものがある金本 貫汰内野手がクリーンアップを打ってきたが、初戦で4番を任されたのは三浦 誠登外野手だった。

春は代打中心の起用だったが、夏ではスタメンに。原監督は「最も飛ばす選手です。初戦特有の緊張感で第1打席は全然バットが振れていませんでしたが、第2打席以降は彼の思い切りの良さが出ていました」と鋭い打球を飛ばしていた。今後、公式戦でも本塁打を量産しそうな迫力があった。左の中村、金本、右の三浦が伸びてきたのは大きいだろう。原監督は「今年は2年生がどれだけ3年生を援護射撃できるかです」と課題を語る。

三浦 誠登(東海大相模)

ほかでは強肩強打の長尾 幸誠外野手(3年)、守備力、ミート力も高いセンター・和田 勇騎外野手(3年)、思い切りの良い走塁と堅守が光るセカンド・柴田 元気内野手(2年)と野手の人材も多い。メンバー変更でベンチ入りした宮野 想生外野手(3年)は昨秋まで主軸を打っていた選手。控えにも長打力のある選手が揃っている。

投打ともに大型選手を揃え、スケールの大きい野球を見せる東海大相模。ライバルを破り、甲子園出場を成し遂げることができるか。

次のページ:【一覧】東海大相模 夏の大会ベンチ入り選手

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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1 Comment

  1. みさ

    2024-07-13 at 6:21 AM

    今年こそ神奈川の頂点に立ち「全国制覇🤗」
    応援してます
    頑張れ🚩😃🚩東海大相模

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