史上最速・由規など好投手を続々と輩出する仙台育英
馬場 皐輔、佐藤 由規、木村 謙吾
19日から開幕する今年の選抜大会。大会初日には仙台育英と明徳義塾の名門対決が実現した。仙台育英は豊富な投手陣と高い得点力で勝ち上がってきた。投手陣がはエース右腕・伊藤 樹が大会屈指の好右腕として注目を集めている。歴代好投手を輩出してきた仙台育英。今回は同校OBで近年の主な好投手を振り返っていく。
佐藤 由規（東京ヤクルト-東北楽天-埼玉ヒートベアーズ）
木村 謙吾（東北楽天-ＴＦＵクラブ）
馬場 皐輔（仙台大-阪神）
佐藤 世那（オリックス-横浜球友クラブ）
中島 隼也（城西国際大-鷺宮製作所）
大栄 陽斗（中央大）
仙台育英の好投手としてまず思い浮かぶのが、佐藤 由規だろう、2007年の夏、甲子園のスピードガン計測で史上最速の155キロをマークし大きな話題を呼んだ。ドラフト1位でヤクルトに指名を受け、プロでも日本人最速となる161キロを計測するなど球史に名を刻んだが、怪我に苦しみ昨年末には所属していた東北楽天から戦力外通告を受けた。トライアウト受験もNPBでの現役続行を叶わず、独立リーグの埼玉ヒートベアーズに進み復活を目指している。
左腕の木村 謙吾はとして1年夏と3年夏の甲子園に出場を果たした。3年時には、全日本代表にも選出をされ、2010年のドラフトで東北楽天に育成指名を受け、チームメイトの佐藤 貴規とともにプロ入りを果たした。4年間プレーするも支配下登録なく退団。その後は東北福祉大のOB選手が中心に結成されたクラブチーム・TFUクラブでもプレーした。
馬場 皐輔は上林 誠司、熊谷 敬宥らとともに3年時は春夏連続で甲子園に出場した。仙台大に進学すると通算32試合で15勝、防御率1.34を記録した。2017年のドラフトで阪神に1位指名を受け入団。同3位では立教大に進んだ熊谷も指名され、プロの舞台でもチームメイトとなった。
佐藤 世那は2015年夏に準優勝を果たした時のエース右腕だ。平沢 大河、郡司 裕也とともにU18日本代表にも選出された。現在は神奈川のクラブチーム・横浜球友クラブでプレーする。
中島 隼也は3年夏、県決勝で東北と対戦し延長11回サヨナラ負けで甲子園をあと一歩のところで逃した。城西国際大に進学すると、3年春秋で11勝をマーク。2019年の明治神宮大会ではベスト４進出を果たした。大学卒業後は鷺宮製作所でプレーする。
大栄 陽斗は小中高時代全てで全国大会出場経験がある。2019年夏の第101回大会では背番号1を背負いベスト8進出を果たした。高校卒業後は中央大に進学し今年で大学2年目のシーズンを迎える。
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