大阪桐蔭・德丸らとU-12代表経験のエリート主将率いる立命館守山が5回コールド発進!【24年夏・滋賀大会】
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立命館守山主将の田中暖人
6日から滋賀大会が開幕。開幕戦は2021年、22年準優勝の立命館守山が10対0の5回コールドで彦根工を下した。
【トーナメント表】夏の滋賀大会 6日までの結果一覧
甲子園初出場を目指す立命館守山の主将を務めるのは4番左翼の田中 暖人(3年)。確実性と長打力を兼ね備えた右の強打者だ。
経歴はかなりのエリートだ。大阪柴島ボーイズに所属していた中学時代は大阪桐蔭の德丸 快晴外野手(3年)や履正社の嶋田 翔英(3年)とチームメイト。德丸や大阪桐蔭の山路 朝大内野手(3年)、敦賀気比の濱谷 輝内野手(3年)らとともにカル・リプケンワールドシリーズ U12日本代表に選ばれた実績を持つ。
「勉強もやって、甲子園も狙えるということで両立してできる環境に挑戦してみたかった」と立命館守山に進学。1年秋から打線の中心選手として活躍している。
1点先制した直後の1回裏の第1打席ではレフトポール際にあわや本塁打という特大のファールを放ち、能力の高さを見せつける。結果的に四球で出塁し、盗塁と5番・杉本 倫太郎(3年)の適時二塁打で2点目のホームを踏んだ。
「打ちたいという気持ちが出てしまって難しい球に手を出してしまった」と第2、第3打席は凡退したが、9対0とリードを広げた5回裏の第4打席では無死満塁からライトオーバーの適時打を放ち、5回コールド勝ちを決めた。
「開幕ゲームでいつもとは違う環境でしたが、冷静を保ちながら勝利することができて良かったです」と試合を振り返った田中。秋は2回戦、春は1回戦で敗退しているが、田中や最速140キロ右腕の杉本倫を中心に戦力は充実しており、甲子園初出場も十分に狙える陣容だ。
かつてのチームメイトが甲子園で活躍していることについて尋ねると、「同級生が出ているのは嬉しいですけど、悔しい思いもあるので、自分も甲子園に出て、対戦して楽しめたらと思います」と答えてくれた。世界を知る主将が立命館守山を頂点に導く。