100打点で足踏み、巨人岡本が村上に刺激受け復調に期待
巨人岡本和真内野手
巨人・岡本 和真内野手(智弁学園出身)のバットがちょっと湿ってきた。21日広島戦では床田の低めへの変化球を打ちあぐねた。1本ヒットは出たが、打点が4試合連続してゼロが続いている。自身2度目の100打点をマークしてから、小休止となっているのか。
広島で岡本が奮闘しているときに、横浜ではヤクルト村上のバットから快音が聞かれた。初回、無死満塁で迎えた第1打席で36号満塁アーチを掲げた。気づけば、岡本に1本差に迫ってきた。打点とともに4試合本塁打がない岡本に対して、村上が猛追を始めた。打点も岡本100に対して、村上は96まで伸ばしてきた。
岡本は9月に入って好調だった。1日ヤクルト戦から9試合連続安打をマーク。打点も9稼いでいた。本塁打も4発。それが11日中日戦から3試合連続して無安打が続き、8試合で5安打、3打点、1本塁打。明らかに「失速」している。
逆に坂本が19日まで9試合連続安打を放って好調だったこともあり、チームの低迷にはつながらなかった。21日、坂本が10試合ぶりに無安打に終わった。当たり前だが、やはりこの2人が打たないと勝ちにはつながらないようだ。
広島とのカードが終われば、24日からは首位阪神3連戦。今季を占う「天王山」となる可能性が高い。岡本の復調なくては、巨人は苦しくなる。
2位ヤクルトは7試合負けがない。3位巨人は踏ん張りどころを迎えている。岡本のバットは、優勝へのラストスパートがいつかかるのか。村上はもう背中にぴったりとついてきている。
(記事:浦田由紀夫)