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21年ドラフト指名選手、出身地の都道府県別ランキングは

2021.10.14

21年ドラフト指名選手、出身地の都道府県別ランキングは | 高校野球ドットコム
小園健太、松川虎生(市立和歌山)

 今年のドラフトでは育成選手をのぞく77人が12球団から指名を受けた。これから、それぞれの球団との交渉する段階へと入っていくが、今年の指名選手の出身地はどんなトレンドがあるのか、調べてみた。

 1位 6人=千葉、東京、愛知
 4位 5人=大阪、兵庫
 6位 3人=埼玉、京都、奈良、広島、福岡
 11位 2人=宮城、栃木、神奈川、石川、和歌山、岡山、香川、鹿児島
 19位 1人=北海道、青森、秋田、福島、群馬、山梨、富山、静岡、岐阜、三重、
鳥取、山口、愛媛、高知、長崎、大分、宮崎、沖縄
    0人=岩手、山形、茨城、新潟、福井、長野、滋賀、島根、徳島、熊本、佐賀

 関東の東京と千葉、関西の大阪、兵庫は、人口の割合などをみると、上位ランクは毎年常連のようだが、そこに愛知が入っているのは今年の特徴かもしれない。私学4強の享栄中京大中京愛工大名電が4年前に卒業した大学生も含めると、素材の高い選手が近年出てきている傾向もある。

 地区別ではどうか。

 関東=21人
 近畿=18人
 東海=9人
 九州=9人
 中国=7人
 東北=5人
 四国=4人
 北信越=3人
 北海道=1人

 最近の流れからすると東北勢が少なかった印象がある。エンゼルスの大谷翔平の出身、岩手からは今年は指名選手は出てこなかった。


出身高校別に見ると、上位はこうなった。

 1位 3人=中京大中京 中日2位・鵜飼航丞外野手(駒沢大)=愛知
                 広島3位・中村健人外野手(トヨタ自動車)=愛知
                 日本ハム5位・畔柳亨丞投手=愛知
        大阪桐蔭  DeNA2位・徳山壮磨投手(早稲田大)=兵庫
                 オリックス5位・池田陵真外野手=大阪
                 日本ハム7位・松浦慶斗投手=宮城
        智辯学園  阪神4位・前川右京外野手=三重
                 広島5位・松本竜也投手(Honda鈴鹿)=奈良
                 中日6位・福元悠真外野手(大阪商大)=奈良
 4位 2人=花咲徳栄東海大相模、市和歌山、福岡大大濠
 ※1人の指名があった高校
 北海八戸学院光星八戸工大一角館明桜仙台光南前橋育英青藍泰斗昌平本庄東横浜桐光学園、慶応、習志野千葉学芸専大松戸東京学館二松学舎大附木更津総合、葛飾野、日体大荏原日大鶴ヶ丘、八王子学園八王子、三島南穴水遊学館岐阜第一、県岐阜商、愛工大名電享栄豊橋中央京都国際京都成章龍谷大平安天理高岡商須磨翔風西脇工報徳学園智辯和歌山玉野光南倉敷商広島新庄広陵鳥取商宇部工高川学園丸亀城西高松商藤井学園寒川高知明徳義塾鳴門渦潮波佐見大分雄城台宮崎学園鹿屋中央神村学園沖縄尚学

 上位には毎年恒例の高校名が並ぶが、今年は福岡大大濠、市和歌山が特徴だろう。市和歌山はバッテリーで1位となり、DeNA1位・小園健太投手とロッテ1位・松川虎生捕手が指名され、福岡大大濠は4年前のバッテリーDeNA4位・三浦銀二投手(法大)と西武3位・古賀悠斗捕手(中大)が指名された。

 ちなみに花咲徳栄は7年連続となり、愛工大名電大阪桐蔭中京大中京と並んで連続指名選手最長タイとなった。智辯学園は高卒、大卒、社会人卒と、それぞれのカテゴリーからの指名となった。

(記事=浦田 由紀夫)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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