News

オリックスのルーキー野手4人がアピール合戦、今年も若い力が躍動するか

2022.03.02

オリックスのルーキー野手4人がアピール合戦、今年も若い力が躍動するか | 高校野球ドットコム
野口 智哉内野手(鳴門渦潮出身)

 2月も下旬に差し掛かり、練習試合やオープン戦など、対外試合が増えてきた。ここで新人を含め1軍での実績のない若手選手たちは、開幕1軍入りをつかむためにもここからさらなるアピールが必要になってくる。今シーズン期待のかかる選手たちを各球団ごとに取り上げてみた。

 昨シーズン25年ぶりにパ・リーグを制したオリックスはルーキーたちが張り切っている。

 ドラフト2位の野口 智哉内野手(鳴門渦潮出身)は、内野のレギュラー候補にも挙がってきた。2月26日までに行われた実戦9試合のうち7試合に出場。打率.286(21打数6安打)と、まずまずの打撃成績を残している。

 二塁手、三塁手、遊撃手と複数の守備位置にもついており、起用の幅は広い。遊撃手は紅林 弘太郎内野手(駿河総合出身)、三塁手は宗 佑磨内野手(横浜隼人出身)、二塁手は安達 了一内野手(榛名出身)や太田 椋内野手(天理出身)らとポジションを争うことになりそうだ。

 ドラフト3位の福永 奨捕手(横浜高出身)も捕手ながらここまで6試合に出場。2月24日の練習試合(西武戦)では9回に同点打を放つ活躍を見せている。

 ドラフト4位の渡部 遼人外野手(桐光学園出身)はここまで打率.450(20打数9安打)と結果を残し、外野手の争いに入ってきた。12日の紅白戦では4安打1盗塁と大暴れ。オープン戦の初戦となった2月26日のソフトバンク戦では「2番・左翼」でスタメン出場すると3安打1盗塁。ここまでは固め打ちが多い。

 また、渡部は外野3ポジション守ることができるのも持ち味のひとつ。吉田 正尚外野手(敦賀気比出身)、杉本 裕太郎外野手(徳島商出身)、福田 周平外野手(広島広陵出身)らとポジションを争うことになる。

 また唯一の高卒ルーキーであるドラフト5位の池田 陵真外野手(大阪桐蔭高出身)は7試合で打率.500(14打数7安打)と大当たり。対外試合初戦となった2月22日の練習試合(ロッテ戦)では「7番・指名打者」でスタメン出場を果たし安打を放った。ここまでは、高卒ルーキーを感じさせていない。レギュラーは難しくとも、開幕1軍スタートも十分にありそうだ。

 ドラフト1位の椋木 蓮投手(高川学園出身)は故障で離脱してしまったものの、その他のルーキーがキャンプでアピールを続けている。パ・リーグ連覇、そして悲願の日本一へ向けて新戦力がチームに刺激を与えていく。

(記事:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.24

秋田の組み合わせ決まる!明桜が初戦からいきなり金足農と対戦、初戦から秋春の王者対決【2024夏の甲子園】

2024.06.24

昨夏甲子園出場の文星芸大附の卒業生進路紹介!主力は上武大、国士舘大、東京農業大へ進学!

2024.06.24

夏の滋賀を盛り上げる23人の逸材を紹介!近畿屈指の大型遊撃手・岩井(滋賀学園)、名門・近江の大エース西山など投打に人材揃い

2024.06.24

【北北海道】北見支部では北見工が33得点の圧勝でコールド発進【2024夏の甲子園】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.19

夏の兵庫大会のヒーロー候補21人!報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の「151キロ右腕二人」が筆頭格!投打にタレント揃いの東洋大姫路にも注目

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】