News

兵庫県推薦校・六甲アイランド 秋の悔しさを胸に吉報を待つ!

2018.12.10

兵庫県推薦校・六甲アイランド 秋の悔しさを胸に吉報を待つ! | 高校野球ドットコム
六甲アイランドの練習の様子

 本格的なオフシーズンに突入し、各校は来春のシーズンに向けて心身を鍛えている。

 こうした中、今度の選抜甲子園の21世紀枠の推薦校が、北海道を除き46校が11月16日に出揃った。この46校から12月14日に各地区の代表校として9校に絞られ、年明けの1月25日に正式に21世紀枠の3校が決定する。

 兵庫県からは神戸市立六甲アイランド高校が推薦校として指定されている。

 六甲アイランドは、グラウンドの近隣にある住宅との兼ね合いで練習時間に制限が設けられている。そうした環境で、今秋は神港学園西脇工を撃破してベスト8進出したことで推薦校に選出された。

 この選出に対して、「光栄なことです」と深浦健太監督は話してくれた。

 喜びの声は選手からも聞こえてきた。主将の金藏崚汰五十嵐陽路選手はともに「嬉しかったです!」と語る。

 だが、五十嵐はその後、「代表校としてこれから他校から注目されるので、それらしいプレーができるようにしたい」と話しながら、学校生活からも野球部として責任を感じながら過ごしたいと語ってくれた。
 1年生の森口龍希選手も「推薦校だからといって浮かれたりせずに、今まで通り自分たちで考えながら戦うようにしたい」と話す。

 11月5日に発表されて1ヶ月が経過。六甲アイランドの選手たちは推薦された、という現実をしっかり受け止め練習に取り組んでいる。地に足を付けて日々を過ごす彼らの姿には、微塵の油断もない。

 そうした姿勢には秋の敗戦がある。六甲アイランドは準々決勝で、兵庫県でも有数の強豪校・神戸国際大附の前に敗れ去った。

 エースの木下颯太は「8強になったが、準々決勝でコールド負けをしてしまい悔しい」と話す。

 深浦監督からも「準々決勝は大敗だったので、少し複雑です」と準々決勝の結果を気に止めていた。

 彼らの来シーズンの最初の舞台は甲子園となるのか。秋の敗戦を胸に、彼らは春に向けて今日も練習に取り組りながら吉報を待つ。

取材=編集部

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.24

夏の滋賀を盛り上げる23人の逸材を紹介!近畿屈指の大型遊撃手・岩井(滋賀学園)、名門・近江の大エース西山など投打に人材揃い

2024.06.24

秋田の組み合わせ決まる!明桜が初戦からいきなり金足農と対戦、初戦から秋春の王者対決【2024夏の甲子園】

2024.06.24

昨夏甲子園出場の文星芸大附の卒業生進路紹介!主力は上武大、国士舘大、東京農業大へ進学!

2024.06.24

【北北海道】北見支部では北見工が33得点の圧勝でコールド発進【2024夏の甲子園】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.19

夏の兵庫大会のヒーロー候補21人!報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の「151キロ右腕二人」が筆頭格!投打にタレント揃いの東洋大姫路にも注目

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】