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岸潤一郎ら輩出の明徳義塾、田口麗斗などがOBの広島新庄など! 中国・四国地区のセンバツ出場校出身の現役NPBプレーヤー

2020.01.29

岸潤一郎ら輩出の明徳義塾、田口麗斗などがOBの広島新庄など! 中国・四国地区のセンバツ出場校出身の現役NPBプレーヤー | 高校野球ドットコム
明徳義塾時代の岸潤一郎

 1月24日に今春のセンバツに出場する32校が発表された。その32校を地区ごとにわけ、各校のOBにどれだけの現役NPBプレーヤーがいるのかを確認していきたい。今回は中国地区と四国地区だ。

 中国地区からは3校が選出された。中国大会の上位2チームである倉敷商業高校(岡山2位)と鳥取城北高校(鳥取1位)、そしてベスト4に勝ち残った広島新庄高校(広島1位)である。

 倉敷商業は松岡弘(元ヤクルト)、星野仙一(元中日)とレジェンドを輩出している歴史ある学校だ。しかし、その後のドラフト指名選手はけっして多くなく、現役選手は岡大海(ロッテ)と引地秀一郎(楽天)のふたりだけとなっている。

 鳥取城北は広島などで活躍した川口和久の母校でもある。現在はその川口と同じ左腕の能見篤史(阪神)が現役でプレーしている。能見は昨シーズン、自己最多の51試合に登板。本格的に中継ぎへと転向した。今年41歳となるが、まだまだ戦力として計算されている。

 広島新庄は広島でクローザーとして活躍した永川勝浩の母校(当時は新庄高校)でもある。その後、田口麗斗(巨人)と堀瑞輝(日本ハム)の両左腕が知名度を大きく上げた。両選手とも昨シーズンは起用法が固定されていないなか、まずまずの成績を残している。

 また、昨秋のドラフト会議では畝章真が広島から育成指名を受け現役選手は3人となった。

 四国から選出されたのは、明徳義塾高校(高知3位)と尽誠学園高校(香川1位)の2校。秋季四国大会の上位2校でもある。

 馬淵史郎監督が指揮をとっていることで有名な明徳義塾高校は、DeNAで正捕手を務める伊藤光の母校になる。甲子園出場の常連校でもあるが、伊藤は甲子園への出場経験はない。

その他には昨シーズンブレイクした石橋良太(楽天)や西浦颯大(オリックス)古賀優大市川悠太(ともにヤクルト)らを輩出している。昨秋のドラフト会議では岸潤一郎が西武から指名を受けた。

 四国大会で準優勝となった尽誠学園は18年ぶりのセンバツ出場となる。OBには伊良部秀輝(元・ロッテ他)、谷佳知(元・オリックス他)、田中浩康(元・ヤクルト他)らが名を連ねるも、現役NPBプレーヤーは土肥星也(ロッテ)ひとりだけとなっている。

【現役NPBプレーヤー】

<中国>
倉敷商(岡山/8年ぶり4回目)
岡大海(ロッテ)
引地秀一郎(楽天)

鳥取城北(鳥取/8年ぶり2回目)
能見篤史(阪神)

広島新庄(広島/6年ぶり2回目)
田口麗斗(巨人)
堀瑞輝(日本ハム)
畝章真(広島)※育成契約

<四国>
明徳義塾(高知/2年ぶり19回目)
伊藤光(DeNA)
石橋良太(楽天)
古賀優大(ヤクルト)
西浦颯大(オリックス)
市川悠太(ヤクルト)
岸潤一郎(西武)

尽誠学園(香川/18年ぶり7回目)
土肥星也(ロッテ)

(文=勝田 聡

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◆尽誠学園のコラムはこちら⇒2016年夏以来の聖地で 「18年ぶり聖地1勝」のその先へ
◆四国王者・明徳義塾に迫る⇒「逆転の明徳義塾」で全冠制覇を目指す!
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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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