丸亀vs高松
丸亀、下級生バッテリーの活躍で4年ぶりベスト4!
3回戦では高松北との打撃戦を制し1946年以降8年ぶり23度目の大会8強入りを果たしたのは1896年創部・1915年「第1回大会全国中等学校優勝野球大会」栄えある出場10校のうちの1校である高松。しかし、この準々決勝、一塁駆け抜け4秒0台の森本 寛道(2年・遊撃手・176センチ67キロ・右投左打・高松市立紫雲中出身)をリードオフマンに「1946年以降、53年ぶりの4強、そして1934年以来5度目の夏甲子園へ!」と意気込む高松を、こちらも1897年創部の伝統校・丸亀の下級生バッテリーが阻んだ。
今大会3試合連続の先発となった東山 怜士(2年・176センチ70キロ・右投右打・坂出市立坂出中出身)は、最速139キロ・常時130キロ中盤のストレートに120キロ前半のスライダー・110キロ前後のカーブを織り交ぜ、7回で107球を投じ四死球0。2回表には一死三塁から高松8番・横内 奎進(3年・中堅手・170センチ68キロ・右投左打・高松市立紫雲中出身)にスクイズを決められ先制点を許したが、失点はこの1点のみ。3試合で延べ21回を投げ失点7・自責点6・与四死球5は誇れる数字だ。
また、1年生捕手・8番の岡本 匠平(170センチ80キロ・右投右打・丸亀市立南中出身)もリードのみならず2回裏には一死二塁から値千金の左前同点打。さらに4回裏には二死から安打を放ち、3回裏には暴投で二塁から長躯勝ち越しホームを踏んだ1番・村山 大空(2年・三塁手・174センチ65キロ・右投左打・香川大学教育学部附属坂出中出身)の右中間2点三塁打など、3得点の口火を切ることに。下位にして12打数5安打4打点の打棒は準決勝以降も脅威となるだろう。
なお、勝った丸亀は7月22日(土)13時開始の準決勝で、7月20日(木)13時より行われる丸亀城西対尽誠学園の勝者と対戦。相手を研究する時間を1日多くもらった丸亀は、これまでと同じく頭もフルに使った「全身全霊」で4年前に立った夢舞台への道を一歩ずつ昇る。
(レポート=寺下 友徳)
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