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【DeNA】近年の高卒1年目デビューは19年1位・森のみ、小園健太は「番長」同様の階段登れるか

2022.01.27

【DeNA】近年の高卒1年目デビューは19年1位・森のみ、小園健太は「番長」同様の階段登れるか | 高校野球ドットコム
高校時代の森敬斗(桐蔭学園出身)

 DeNAは今シーズンのスローガンを「横浜反撃」とし、最下位からの巻き返しを狙っている。昨シーズンは外国人選手たちの来日が遅れたことで開幕からつまずいたが、今年は春季キャンプから全員が合流予定となっており準備に抜かりはない。

 春季キャンプを前に、メンバー振り分けを発表した。そのなかで三浦大輔監督から背番号「18」を譲り受けたドラフト1位ルーキーの小園 健太投手(市立和歌山)が、高卒ルーキーながら1軍メンバー入りを果たしたことが話題となった。高卒1年目の小園がいきなり先発ローテーションに入ることはなくても、シーズン中の1軍デビューはあるかもしれない。

 DeNAが2018年から2020年までの3年間で指名した高卒の選手たちは、何人が1年目から1軍デビューを果たしているのか、振り返ってみた。

 2018年からの3年間でDeNAは支配下で9人の高卒選手を指名してきた。そのなかで1年目から1軍での出場機会を勝ち取ったのは、森 敬斗内野手(桐蔭学園出身・2019年1位)ひとりだけしかいなかった。

 森はプロ初出場となった試合で初打席初安打を二塁打で飾るなど、8試合(スタメン1試合)に出場し、打率.250(12打数3安打)の成績を残している。しかし、それ以外の8人は1年目に1軍で出場機会を得ることはできなかった。

 投手で高卒1年目から1軍で出場を果たしたのは伊藤 拓郎投手(帝京出身・2011年9位)までさかのぼらなければならない。伊藤はルーキーイヤーに2試合に登板し2回を投げ防御率0.00と結果を出す。しかし、2年目以降に1軍での出場機会を得ることはなく、2014年に退団し、その後はBCリーグでプレーした。

 小園が1年目から1軍で登板を果たせば、チームにとって伊藤以来10年ぶりの快挙となる。三浦監督も現役時代、1年目から1軍で1試合だけではあるが登板を果たした。2年目に15試合、3年目に17試合と徐々に階段を登っていった。小園も同様の道を歩んでいくことができるだろうか。まずは春季キャンプで爪痕を残したい。

【高卒ドラフト指名選手の1年目成績】
※育成指名は1年目に支配下登録された選手のみ

<2018年ドラフト>
勝又 温史投手(日大鶴ヶ丘出身・2018年4位)
1軍出場なし

益子 京右捕手(青藍泰斗出身・2018年5位)
1軍出場なし

<2019年ドラフト>
森 敬斗内野手(桐蔭学園出身・2019年1位)
8試合 打率.250(12打数3安打) 0本塁打

東妻 純平捕手(智辯和歌山出身・2019年4位)
1軍出場なし

田部 隼人内野手(開星出身・2019年5位)
1軍出場なし

浅田 将汰投手(有明出身・2019年7位)
1軍出場なし

<2020年ドラフト>
松本 隆之介投手(横浜高出身・2020年3位)
1軍出場なし

小深田 大地内野手(履正社出身・2020年4位)
1軍出場なし

高田 琢登投手(静岡商出身・2020年6位)
1軍出場なし

(記事:勝田 聡

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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