立命館宇治vs秋田中央
京都大会以上の快投!立命館宇治の高木要が3安打完封勝利!
高木 要(立命館宇治)
甲子園では地方大会よりうまくパフォーマンスする選手、チームもいれば、できない選手、チームもある。立命館宇治の左腕・高木要はまさに前者で、京都大会以上の投球を見せた。
京都大会では5試合を投げぬき粘り強い投球を見せた技巧派左腕・高木は右腕のグラブを高々と掲げて、右胸に抱え込む、角度良く振り下ろす投球フォーム。常時130キロ~135キロ前後の速球を投げ込み、スライダー、チェンジアップを織り交ぜる投球。高木自身、「京都大会よりもボールは走っていた」と手ごたえを感じており、京都大会よりも精度が高かったチェンジアップが低めに集まり、打たせて取る投球。7回表、無死満塁のピンチを招いても落ち着いていた。
「初球、スライダーでストライクが取れて楽になりました」
ピンチの時、ストライク先行できると、投手は楽になるもの。勇気を取り戻した高木は低めに集める投球でピンチを切り抜け、3安打完封勝利を挙げた。
1年生捕手・野呂田漸ら秋田中央ナイン
敗れた秋田中央もしぶとい試合運びを見せており、1年生捕手・野呂田 漸の落ち着きのあるプレー内容は惹かれるものがあり、しっかりとフィジカルを鍛えれば、1,2年後には秋田、東北では指折りのキャッチャーになる可能性を持っている。それだけのクレバーさ、技量を持っている。
(記事=河嶋宗一)