目指すは横浜のスタントン!大型1年生・万波中正が才能開花のために取り組んだこと
現在、高校通算16本塁打の万波中正(横浜)はどこまで本塁打を伸ばすのか?
目指すは横浜のスタントン!大型1年生・万波中正が才能開花のために取り組んだこと
目指せスタントン!横浜高校の大型1年生・万波中正は昨年、11月25日の千葉英和との練習試合で高校通算16号を放った。一冬超えてさらなる大爆発が期待されるが、その万波が目標としている選手は、今回、WBCアメリカ代表に選ばれたジャンカルロ・スタントン(マイアミ・マーリンズ)だ。
スタントンは、2007年、当時のフロリダ・マーリンズからドラフト2巡目(全体76位)で指名を受け、マーリンズに入団。2010年6月8日にメジャーデビューを果たし、100試合に出場していきなり22本塁打を放つ。その後、マーリンズの主軸打者として活躍し、2014年には37本塁打を放ち、自身初のタイトルを獲得している。MLBで7年間プレーし、208本塁打。今年はさらなる本塁打量産が期待される。
万波は中学時代、スタントンに憧れ、打撃フォームを真似たりしていたという。万波の1年目を振り返ると、スイングは豪快だが、始動の遅さが課題となり、ストレートに振り遅れ、空振りを繰り返すシーンが目立った。そこから万波はタイミングの取り方を改め、少しだけ始動を早くした。さらにトップに入るまで全く動きがなかった両腕の動きも、少しだけ反動を使うようになった。以前よりもタイミングが取れるようになり、多少外れてもしっかりと合わせられるようになった。
またトレーナーの指導で走り方を矯正したり、食事指導では偏食をなくす取り組みを行うなど、昨年は野球選手としての基礎を学び、そしてアスリートとしての成長を目指した。190センチ92キロとまさに規格外の体型をした万波のポテンシャルが開花すれば、周囲の想像を超えるパフォーマンスを見せてくれるのは間違いないだろう。
いよいよ3月は対外試合解禁。
万波はこの一年、昨年の取り組みの成果を発揮することができるか。いずれは「横浜のスタントン」と呼ばれる存在になることを期待したい。