天理vs郡山
先発全員安打の天理が7回コールド勝ち
4回表に3ラン本塁打を放った松本大和(天理)
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・第104回 全国高等学校野球選手権 奈良大会
<第104回全国高校野球選手権奈良大会:天理10-1郡山(7回コールド)>◇21日◇3回戦◇佐藤薬品スタジアム
センバツ出場校の天理が公立の雄・奈良郡山を相手に7回コールド勝ちを収めた。
天理は2回表、無死一塁から6番・大谷 汰一(1年)が左中間を破る適時二塁打を放ち、1点を先制。その後も8番・南澤 佑音(3年)と1番・藤森 康淳(3年)の適時打でリードを3点に広げる。
さらに2死一、三塁とチャンスは続き、今秋ドラフト候補の3番・戸井 零士(3年)が打席に入る。「センター中心に打っていこうという中で外に来たので、逆らわずにライトに打てました」とライトの頭上を越える適時三塁打を放ち、2点を追加。この回、6安打の猛攻で天理が5点を奪った。
4回表には1死一、二塁から2番・松本 大和(1年)が、「少し、こすった感じでしたが、けっこう上がって飛距離もあったので、入ったかなと思いました」とライトへの3ラン本塁打を放ち、大きな追加点を挙げる。春に続いて公式戦で本塁打を放った注目のルーキーは、「まさか打てるとは思わなかったので、嬉しかったです」と笑みを見せた。
先発を任された南澤は5.2回を投げて、4安打、1四球、4奪三振で無失点とまずまずの内容。控えの嶋川 雄大(2年)と中川 輝星(2年)も今大会初登板を果たし、次戦以降に繋がる試合となった。
天理は16安打10得点の猛攻に加え、先発全員安打を達成。「狙い球を絞って打てていたので、凡打も内容のある打球を飛ばしていました。守備もしっかり守っていて、南澤もしっかり投げているので、良いゲームだったと思います」と中村良二監督も納得の試合運びだった。
初戦をクリアしたことで硬さも消え、良いチーム状態で8強入りを決めた天理。春夏連続の甲子園出場に向けて、死角は見当たらない。
(記事=馬場 遼)