兵庫県推薦校・六甲アイランド 秋の悔しさを胸に吉報を待つ!
六甲アイランドの練習の様子
本格的なオフシーズンに突入し、各校は来春のシーズンに向けて心身を鍛えている。
こうした中、今度の選抜甲子園の21世紀枠の推薦校が、北海道を除き46校が11月16日に出揃った。この46校から12月14日に各地区の代表校として9校に絞られ、年明けの1月25日に正式に21世紀枠の3校が決定する。
兵庫県からは神戸市立六甲アイランド高校が推薦校として指定されている。
六甲アイランドは、グラウンドの近隣にある住宅との兼ね合いで練習時間に制限が設けられている。そうした環境で、今秋は神港学園や西脇工を撃破してベスト8進出したことで推薦校に選出された。
この選出に対して、「光栄なことです」と深浦健太監督は話してくれた。
喜びの声は選手からも聞こえてきた。主将の金藏崚汰や五十嵐陽路選手はともに「嬉しかったです!」と語る。
だが、五十嵐はその後、「代表校としてこれから他校から注目されるので、それらしいプレーができるようにしたい」と話しながら、学校生活からも野球部として責任を感じながら過ごしたいと語ってくれた。
1年生の森口龍希選手も「推薦校だからといって浮かれたりせずに、今まで通り自分たちで考えながら戦うようにしたい」と話す。
11月5日に発表されて1ヶ月が経過。六甲アイランドの選手たちは推薦された、という現実をしっかり受け止め練習に取り組んでいる。地に足を付けて日々を過ごす彼らの姿には、微塵の油断もない。
そうした姿勢には秋の敗戦がある。六甲アイランドは準々決勝で、兵庫県でも有数の強豪校・神戸国際大附の前に敗れ去った。
エースの木下颯太は「8強になったが、準々決勝でコールド負けをしてしまい悔しい」と話す。
深浦監督からも「準々決勝は大敗だったので、少し複雑です」と準々決勝の結果を気に止めていた。
彼らの来シーズンの最初の舞台は甲子園となるのか。秋の敗戦を胸に、彼らは春に向けて今日も練習に取り組りながら吉報を待つ。
取材=編集部