試合レポート

高松商vs英明

2021.07.26

高松商、2年生・浅野の高校通算34号で2年ぶりの夏聖地へ!

高松商vs英明 | 高校野球ドットコム
歓喜の輪をつくる高松商ナイン

<スタメン>
先攻:英明
1番:遊撃手 細川 颯貴(2年・163センチ65キロ・右投右打・高松市立屋島中出身)
2番:左翼手 安西 洸晟(2年・162センチ65キロ・右投右打・東かがわリトルシニア出身)
3番:二塁手 徳永 光希(2年・174センチ73キロ・右投左打・香芝ボーイズ<奈良>出身)
4番:一塁手 池本 生(2年・180センチ85キロ・右投左打・高松市立勝賀中出身)
5番:右翼手 吉峰 隼翔(3年・183センチ74キロ・左投左打・東かがわリトルシニア出身)
6番:捕手 仁木 千聖(2年・172センチ75キロ・右投左打・ヤング阿南シティホープ<徳島>出身)
7番:中堅手 逢澤 杏哉(2年・175センチ75キロ・右投右打・呉中央リトルシニア<広島>出身)
8番:投手 寒川 航希(2年・176センチ75キロ・左投左打・三木町立三木中出身)
9番:三塁手 倉谷 歩輝(2年・174センチ72キロ・右投右打・香芝ボーイズ<奈良>出身)

後攻:高松商
1番 中堅手 野崎 隼斗(3年・169センチ68キロ・右投左打・さぬき市立志度中出身)
2番 右翼手 浅野 翔吾(2年・170センチ83キロ・右投右打・高松市立屋島中出身)
3番 三塁手 安藤 康城(3年・165センチ71キロ・右投左打・東かがわリトルシニア出身)
4番 一塁手 本田 倫太郎(2年・171センチ92キロ・右投右打・東かがわリトルシニア出身)
5番 左翼手 藤井 睦斗(3年・175センチ80キロ・右投左打・高松市立太田中出身)
6番 捕手 山崎 悠矢(3年主将・175センチ75キロ・右投右打・高松市立太田中出身)
7番 二塁手 末浪 佑絃(3年・162センチ65キロ・右投左打・天理中<奈良>出身)
8番 投手 徳田 叶夢(3年・171センチ77キロ・左投左打・さぬき市立さぬき南中出身)
9番 遊撃手 横井 亮太(1年・170センチ72キロ・右投右打・坂出市立坂出中出身)

 25日、第103回全国高校野球選手権 香川大会は決勝戦が行われ、高松商が6対5で英明を下し、2年ぶり24回目の夏の甲子園への切符を掴んだ。

 試合の主導権をまず握ったのは2年前のリベンジを期し10年ぶり3度目の甲子園を狙う英明だった。2回表に一死一・二塁から7番・逢澤 杏哉(2年・中堅手)の右翼線適時二塁打などで2点を先制すると、4回表にも無死満塁から押し出し四球と2番・安西 洸晟(2年・左翼手)の左犠飛などで2点を追加。先発に抜擢された2年生左腕・寒川 航希も最速136キロをマークしたストレートを主体に高松商打線を5回まで4安打1失点に封じた。

 しかし、準決勝では大手前高松との9回4点差を一気に覆し「粘っていればどこかでチャンスが来ると思っていた」と長尾 健司監督。高松商はグラウンド整備を合図に反転攻勢に突き進んだ。6回裏に5番・藤井 睦斗(3年・左翼手)、7番・末浪 佑絃(3年・二塁手)の適時打などで同点に追い付くと、7回裏には先頭打者の2番・浅野 翔吾(2年・右翼手)が打った瞬間スタジアムが揺れる高校通算35号アーチを左翼芝生席へ。さらにこの回には末浪にも適時打が出て、試合の空気は完全に高松商へと傾いた。

 英明も8回表には寒川をリリーフした石河 大空(3年・右投左打・178センチ83キロ・高松市立古高松中出身)が意地のソロアーチを放ったものの、あと1点が届かず。最後は3番手の坂中 大貴(3年・175センチ74キロ・右投右打・高松市立紫雲中出身)がエースナンバーらしく最後を締め、高松商が2年ぶり21回目の大会優勝、2年ぶり24回目の聖地到達を成し遂げた。

(文=寺下 友徳

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.07

上田西が0封に抑えられて初戦敗退 23年はオリドラ1を擁して甲子園出場

2024.07.06

23年三重王者・いなべ総合が初戦で敗れる!9回に逆転満塁弾を許す

2024.07.07

滋賀大会では日野がサヨナラ勝ち、伊吹はコールド勝ち【2024夏の甲子園】

2024.07.06

MAX153キロ、高校通算39本塁打、偏差値70! 東京の超進学校に現れた“規格外の男”森井翔太郎の「気になる進路」

2024.07.07

大阪桐蔭・德丸らとU-12代表経験のエリート主将率いる立命館守山が5回コールド発進!【24年夏・滋賀大会】

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.07.05

春連覇した加藤学園は悲観達成を狙う! 静岡、日大三島、藤枝明誠、プロ注右腕・小船を擁する知徳らが行く手を阻む!?【2024夏・静岡大会展望】

2024.07.05

静岡大会ではノーシード勢が初戦、常葉大菊川、聖隷クリストファーが開幕6日に登場【2024夏の甲子園】

2024.07.05

大阪大会は京セラドーム大阪で6日に開幕、大阪桐蔭は14日、履正社は14日に初戦【2024夏の甲子園】

2024.07.05

三重大会が6日開幕、昨夏代表のいなべ総合が初日に登場【2024夏の甲子園】

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!