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宮崎県展望「剛腕投手輩出県こと宮崎。今年も藤谷、森、木幡などプロ注目がズラリ!!」

2017.07.03

宮崎県展望「剛腕投手輩出県こと宮崎。今年も藤谷、森、木幡などプロ注目がズラリ!!」 | 高校野球ドットコム
藤谷勇介(延岡学園)の投球は見逃せない

 7月8日から開幕する宮崎大会。宮崎といえば、剛腕投手輩出県だ。現在はともにソフトバンクで活躍する寺原隼人武田翔太、昨年プロ入りした150キロ右腕・山本由伸都城-オリックス)など全国的に見ても、これほど投手の人材のレベルが高い県はそうはない。今年も好投手が多く揃った大会となった。そんな同大会の見どころを紹介したい。

プロ注目投手の投球を見逃すな!

 今年の宮崎でプロ注目の投手として名前が挙がるのが藤谷勇介延岡学園)である。183センチの長身から投げ込む速球は145キロを計測。変化球の切れも高く、プロからの評価も高いが、まだ公式戦では大きな結果を残し切れていない。藤谷にとって野球人生がかかった夏となるだろう。初戦の相手は、延岡と対戦する。同ブロックで注目なのは、宮崎日大。こちらも最速147キロ右腕・木幡倫太郎などタレント揃いの布陣だが、あと一歩というところで負けるゲームが多かった。宮崎日大は昨夏準優勝の宮崎商と春ベスト8のと勝者と初戦から実力校と対戦することが決まった。

 シード校の鵬翔都農と対戦。同ブロックでは秋ベスト8の日向、実力校・都城が怖い存在か。同ブロックのシード・日章学園宮崎西と対戦。ここで怖いのがノーシードの聖心ウルスラ。最速143キロ右腕・戸郷 翔征上村 奎仁林田 蓮瑚の2年生投手トリオは他校にとって脅威となりそう。県北高校野球競技力大会で、ロングティー部門で112mを飛ばして優勝した請関 史也、。ベースランニング部門で3位となった宮原 倭大など個々の能力は非常に高い。ノーシードながら頂点は十分に狙えそうだ。

 シードの都城商は最速143キロ右腕・森遼太郎の投球がカギ。安定感が高く、他県の強豪校相手にも好投を見せており期待は高い。打線のレベルも高く、注目だ。初戦の相手は小林西と対戦する。同ブロックのシードは都城東。下級生の時から主軸として活躍する主将・祝出 一慶、安定感抜群の左腕・小川 真弥を軸に、守り勝つ野球で勝負する。同ブロックなのは春4強入りの宮崎南。序盤戦から激しい攻防が期待できる。

 シードの高千穂は、佐土原と対戦。そして春優勝で、2年連続の夏の甲子園出場に期待がかかる日南学園日南学園はエースの上野 椋太が安定感抜群のピッチングを見せる。そして県内上位の守備力の高さ、試合運びの巧さは相変わらず。優勝候補に挙がるチームだろう。日南学園の初戦の相手は、宮崎海洋と対戦する。

(文・構成:河嶋 宗一

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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