21年ドラフト指名選手、出身地の都道府県別ランキングは
小園健太、松川虎生(市立和歌山)
今年のドラフトでは育成選手をのぞく77人が12球団から指名を受けた。これから、それぞれの球団との交渉する段階へと入っていくが、今年の指名選手の出身地はどんなトレンドがあるのか、調べてみた。
1位 6人=千葉、東京、愛知
4位 5人=大阪、兵庫
6位 3人=埼玉、京都、奈良、広島、福岡
11位 2人=宮城、栃木、神奈川、石川、和歌山、岡山、香川、鹿児島
19位 1人=北海道、青森、秋田、福島、群馬、山梨、富山、静岡、岐阜、三重、
鳥取、山口、愛媛、高知、長崎、大分、宮崎、沖縄
0人=岩手、山形、茨城、新潟、福井、長野、滋賀、島根、徳島、熊本、佐賀
関東の東京と千葉、関西の大阪、兵庫は、人口の割合などをみると、上位ランクは毎年常連のようだが、そこに愛知が入っているのは今年の特徴かもしれない。私学4強の享栄、中京大中京、愛工大名電が4年前に卒業した大学生も含めると、素材の高い選手が近年出てきている傾向もある。
地区別ではどうか。
関東=21人
近畿=18人
東海=9人
九州=9人
中国=7人
東北=5人
四国=4人
北信越=3人
北海道=1人
最近の流れからすると東北勢が少なかった印象がある。エンゼルスの大谷翔平の出身、岩手からは今年は指名選手は出てこなかった。
出身高校別に見ると、上位はこうなった。
1位 3人=中京大中京 中日2位・鵜飼航丞外野手(駒沢大)=愛知
広島3位・中村健人外野手(トヨタ自動車)=愛知
日本ハム5位・畔柳亨丞投手=愛知
大阪桐蔭 DeNA2位・徳山壮磨投手(早稲田大)=兵庫
オリックス5位・池田陵真外野手=大阪
日本ハム7位・松浦慶斗投手=宮城
智辯学園 阪神4位・前川右京外野手=三重
広島5位・松本竜也投手(Honda鈴鹿)=奈良
中日6位・福元悠真外野手(大阪商大)=奈良
4位 2人=花咲徳栄、東海大相模、市和歌山、福岡大大濠
※1人の指名があった高校
北海、八戸学院光星、八戸工大一、角館、明桜、仙台、光南、前橋育英、青藍泰斗、昌平、本庄東、横浜、桐光学園、慶応、習志野、千葉学芸、専大松戸、東京学館、二松学舎大附、木更津総合、葛飾野、日体大荏原、日大鶴ヶ丘、八王子学園八王子、三島南、穴水、遊学館、岐阜第一、県岐阜商、愛工大名電、享栄、豊橋中央、京都国際、京都成章、龍谷大平安、天理、高岡商、須磨翔風、西脇工、報徳学園、智辯和歌山、玉野光南、倉敷商、広島新庄、広陵、鳥取商、宇部工、高川学園、丸亀城西、高松商、藤井学園寒川、高知、明徳義塾、鳴門渦潮、波佐見、大分雄城台、宮崎学園、鹿屋中央、神村学園、沖縄尚学
上位には毎年恒例の高校名が並ぶが、今年は福岡大大濠、市和歌山が特徴だろう。市和歌山はバッテリーで1位となり、DeNA1位・小園健太投手とロッテ1位・松川虎生捕手が指名され、福岡大大濠は4年前のバッテリーDeNA4位・三浦銀二投手(法大)と西武3位・古賀悠斗捕手(中大)が指名された。
ちなみに花咲徳栄は7年連続となり、愛工大名電、大阪桐蔭、中京大中京と並んで連続指名選手最長タイとなった。智辯学園は高卒、大卒、社会人卒と、それぞれのカテゴリーからの指名となった。
(記事=浦田 由紀夫)