試合レポート

横浜vs富士学苑

2008.05.16

2008年05月17日 山梨県小瀬スポーツ公園野球場 第2試合

横浜vs富士学苑(山梨県)

第60回春季関東地区高等学校野球大会 1回戦

一覧へ戻る

4回得点をする、横浜高校

辛勝、不安残る横浜高校

本日、2試合目は、山梨県大会4位富士学苑、対するは、神奈川県大会2位の横浜高校という対戦カードとなった。試合は、日差しが強く、少しコートが乾いてきた正午からスタートされた。

この試合は、初回から動いた試合展開となった。まずは、1回表、先頭打者である1番天野君が、1,2塁間を抜けるヒットで、出塁すると、2番平井君もレフトへ2塁打を放ち、そうそうノーアウト2,3塁とチャンスを作る。3番小池君は、倒れたものの、4番奥脇君は、フォアボールで出塁。1アウト満塁とチャンスを拡げた。そして、5番浅川君は、ライトへ犠牲フライを放ち、早くも1点先制に成功する。

横浜側は、予想もしなかった先制を許し、苦しい立ち上がりとなった。だが、名門横浜、このままズルズル失点を重ねる訳にもいかない。そして、4回裏、1アウトから8番鈴木君が、レフトへのヒットで、出塁すると、9番岩間君も1,2塁間を抜けるヒットを放ち、1アウト1,3塁とする。そして、1番松本君は、セカンドゴロであったのだが、相手の敵失を誘い、一点を奪い返し、1-1と試合を振り出しに戻す。さらに、松本君の盗塁、2番小川(龍)君のセーフティーバントで、1アウト満塁とさらにチャンスを拡げ、3番小川(健)君。小川君は、このチャンスをきっちり犠牲フライを放ち、得点を重ねて、2-1と逆転に成功する。

先制のホームを踏む天野君(富士学苑)

だが、富士学苑も7回表に9番近藤君が、ホームランを放ち同点に成功。このまま、9回までに決着は付かず、試合は延長戦へもつれ込んだ。そして、延長11回、横浜8番鈴木君に変わる代打、有泉君が、相手エラーで出塁すると、9番途中出場の中原君が、バントで2塁へ進め、1アウト2塁。サヨナラのチャンスを作る。そして、1番松本君は、このチャンスをしっかりライトへヒットを放ち、これがサヨナラヒットとなり、試合を決めた。

今回は、サヨナラ勝ちと、勝利した横浜であったが、流れに上手くのれないちぐはぐな打線は、少し不安が残る勝利であった。次回こそ、打線が上手く繋がり、大量得点での勝利を期待し、次回も応援したい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.24

秋田の組み合わせ決まる!明桜が初戦からいきなり金足農と対戦、初戦から秋春の王者対決【2024夏の甲子園】

2024.06.24

昨夏甲子園出場の文星芸大附の卒業生進路紹介!主力は上武大、国士舘大、東京農業大へ進学!

2024.06.24

夏の滋賀を盛り上げる23人の逸材を紹介!近畿屈指の大型遊撃手・岩井(滋賀学園)、名門・近江の大エース西山など投打に人材揃い

2024.06.24

【北北海道】北見支部では北見工が33得点の圧勝でコールド発進【2024夏の甲子園】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.19

夏の兵庫大会のヒーロー候補21人!報徳学園・今朝丸、神戸弘陵・村上の「151キロ右腕二人」が筆頭格!投打にタレント揃いの東洋大姫路にも注目

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】