試合レポート

九州学院vs文徳

2011.07.21

2本のアーチで九州学院がベスト4進出

九州学院は、期待の1年生・太田晃平が左越えのソロ本塁打で勢いをつけると、2死一、二塁と続くチャンスに3番・山下翼が三遊間へゴロを放った。遊撃手が捕るも、ここに打てば投げるところはないとでもいえるような深い当たりと山下の快足で満塁とした。そして好調の4番・萩原英之が右前適時打を放ち、九州学院が3点を先制した。
さらにこの日の山下は、7回に右翼スタンド中段に突き刺さる3点本塁打も放つなど猛打賞の大活躍だった。
投げては2年生エース・大塚尚仁が13安打を打たれながら完投と粘り強く投げ抜いた。
敗れはしたが、文徳も素晴らしい戦い方だった。スタンド、ベンチからは常に「笑顔」という声が聞こえ、最終回には3安打を絡め2点を奪うなど、最後まで諦めないプレーにスタンドからは惜しみない拍手が送られた。
これで24日(日)に行われる準決勝は、九州学院vs熊本工という2年前の決勝と同じカードとなった。

(文=編集部:アストロ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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