試合レポート

出水商vs大口

2012.03.30

出水商vs大口 | 高校野球ドットコム 

松原(出水商)

4番・松原、4安打6打点の活躍・出水商

 出水商が13安打14得点の猛打を浴びせ、シード大口にコールド勝ちした。
中でも4番・松原昇也は、三塁打2本、二塁打1本を含む4安打6打点の活躍で勝利に貢献した。

「朝から調子が良くて、アップの段階から身体が動けていた」と松原。三回一死一二塁の場面では3ボールノーストライクからも、待たずに果敢に打っていく。「カウントに関係なく、良いボールは打っていく」姿勢で中越えの特大三塁打を放ち、大きな流れを引き寄せた。

2点差に詰め寄られた四回二死満塁の場面では、カウント2ボール2ストライクから勝負球のフォークを「力が抜けて楽にバットが出せた」中前に運び、相手エースの戦意を奪った。五回の右越え三塁打は、粘り強く食らいつく相手に引導を渡す口火になった。

177㌢、80㌔。この冬で体重も3、4㌔増えて、「下半身がだいぶ安定してきた」。練習ではティーを多く打つことでスイングスピードを速くすることを意識している。
エースの道上直人がひじ痛で登板を回避したため、急きょマウンドに上がることになり、この日は投打の中心に。投球では9安打されて不本意な内容だったが、打撃は「試合で6打点挙げたのは初めて。大会前調子が悪かったのが大会に入って調子が良くなってきた」と笑顔がのぞいた。

(文=政純一郎)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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