神村学園vs鹿児島工
2ランHRを放った柿澤(神村学園)
「あと一本」が出て先に鹿児島工が取っていたら、終盤どうなるか読めなかった中で、柿澤がそれを許さなかった。
ピンチになればなるほど集中力が増し、その1本を許さない。グラウンド整備直後の6回には自ら先制打となる2ランを、ライトポール際に叩き込み、終わってみれば投打にわたる活躍で鹿児島工の挑戦を退けた。
神村学園は2011年春から鹿児島の県大会を4大会連続負けなしで勝ち続けている。
「追われるプレッシャー」は相当にあるはずだが、それを微塵も感じさせない勝ちっぷりである。果たして、この神村を止めるチームが現れるのか。それとも勝ち切ってしまうのか。今大会最大の注目ポイントだ。
(文=政純一郎)