新潟明訓vs村上
猛打爆発!
準々決勝第三試合は、新潟明訓とシード校を破った村上の対戦。試合は1回から新潟明訓の打線が爆発。先頭の金子翔馬(3年)の三塁打からはじまり、四球をはさんで三連打で3点を先制。村上は2回表に、8番森井一岳(3年)のタイムリーで1点を返すが、その裏、新潟明訓打線は止まらない。
先頭の大信翼(3年)の三塁打を皮切りに、唯一の2年生スタメンの竹内薫平(2年)の三塁打、押し出しなどでさらに5点を追加。三回以降は、村上二番手の増田静生(2年)が好投するが、五回裏に2番小見山常泰(3年)のこの日4安打目となるタイムリーなどで2点を追加。そして六回裏、金子のタイムリーツーベースで勝負あり。11対1で新潟明訓が圧勝した。
【エキサイティングプレイヤー】
新潟明訓から3人をご紹介。
エースの竹石智弥(3年)はこの日は苦しい内容。ストレートはMAX139キロを記録するも思うようにストライクが取れずカウントを悪くする場面が多かった。ストライク先行のピッチングが出来れば持っているポテンシャルは高いだけに、甲子園もより近くなってくる。
1番打者の金子翔馬(3年)は、大学社会人の雰囲気を持った選手。広角に打ち分けられる打撃センスはもちろん、打球の追い方や打席でのたたずまい、ベースランニングのやり方などどれも高校レベルではない。昨年は3番を打っていたが、今年は1番。ちゃんと打順の意味を考えられる選手だ。
最後はスタメン唯一の2年生、竹内薫平(2年)。ライト戦へ鋭く抜ける三塁打を放つシュアな打撃と攻守を連発する守備の要としての存在感。間違いなく来年の新潟県内の注目選手になるであろう期待を今から抱かせる。
(文=編集部)