試合レポート

高知vs伊野商

2012.07.25

高知・法兼、2試合連続驚弾で高校通算本塁打40本に到達!

1回。伊野商業エース4番の正岡嗣紹(3年)一死一・二塁から先制タイムリーを許したその裏、同じ状況下で打席に入ったのは法兼駿(3年)であった。同点、逆転へ高まる期待。そして1ボール1ストライクから真ん中高めのカーブを振り抜いた打球は右中間最深部スタンドへ・・・またしても驚愕の一発が春野の空に舞い上がった。

H2Bロケット打ち上げと同時刻に最速146キロ右腕・田川賢吾(高知中央(3年)からライトボール際へと一直線に打ち込んだ同点ソロに続く2試合連続逆転3ランに加え、3回裏二死二塁で迎えた第二打席でも右中間を真っ二つに破る三塁打と4打点を叩き出した法兼の大活躍。そしてリードした小松朋裕(3年)も、「序盤は球が浮いていたが、中盤くらいからは丁寧になってきた」と合格点を与えた和田恋(2年)の無四球ピッチング。これらが高知を2年連続17度目となる決勝戦へと導く原動力となった。

「これが春から15本目のホームラン。今は待ち球なしにスイングすること。目線をずさらないで前に突っ込まないでスイングすることを心がけています。その意味では今日はカーブならこう打つイメージ通りにスイングできました」と試合後は満足げに法兼は高校通算40号を振り返った。

(文=寺下友徳)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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