【埼玉】第1回彩球野球学校、開校!
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野球指導者や選手たちに向けて熱心に指導する土肥義弘さん
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2月11日、第1回彩球野球学校が埼玉県川口市の在家中学校で行われた。この野球学校は、埼玉県川口市内の中学野球指導者が中心になって企画、開催されたもの。指導者や選手、総勢170名が集まり、「野球を学ぶ」1日を過ごした。
記念すべき第1回のテーマが「投手の育成」ということもあり、元プロ野球選手の土肥義弘さん(土肥義弘のケガをしない!勝てる投手育成講座)を講師に迎えたピッチング講座が指導者を対象に行われた。土肥さんは現在の川口市である鳩ヶ谷市出身。今回の野球学校に中学生時代の恩師も参加していたとのことで、大いに盛り上がった。講義の後、トレーニング方法などを実演すると、参加した指導者たちは、同じように身体を動かしながら「子供たちにも見せたい」と、ビデオカメラやスマートフォンを片手に動画を撮影していた。
一方の生徒たちは3つの教室で行われた講座の中から、興味のあるものを選んで受けることに。
武道場ではトレーナーの塩多 雅矢さんが肩周りの状態チェックやストレッチ、トレーニングを選手たちと共に実演。選手たちはそれぞれの教室で熱心に聞き入っていた。
また、他の教室では、株式会社明治による「野球選手のための栄養学講座」が行われた。指導者と選手に向けて、午前と午後の2回に分けて栄養士たちによる講演。普段は聞けないような食事の悩みなどを教わった。
プロ野球解説者 土肥義弘さん
また、埼玉県越谷市を中心に活動をしているKoshigaya-Conditioning seminar、通称コシコンの西山 陽一郎さんが、理学療法士の視点から変化球の仕組みと投げ方、練習方法などを講義。指導者も選手もボールを握り、体験しながら変化球の仕組みを学んでいた。午後は指導者向けの講義とあり全体的に少々難しい内容だったが、参加した選手はみな真剣に聞き入り細かくメモを取り、お互いに確認し合う姿が印象的だった。
こうして好評のうち終わった第1回彩球野球学校。実行委員会は、やるからには10回!10年を目指しますとの意気込みを見せ、閉校式では、第2回の彩球野球学校が来年2月11日に開催されることが早々に発表された。熱意ある野球人たちのもと、埼玉県から新しい野球の波が生まれるか、注目だ。