「タイブレーク」導入の賛否投票の結果発表!!
「タイブレーク」導入の賛否投票結果を発表!
来春の硬式の地区大会から、導入が決定されたタイブレーク制度。今回、ユーザーの皆様から『タイブレーク導入 賛成or反対』のご意見投票を1ヶ月間、受け付け。そして、その結果を発表します!
なんと、タイブレーク導入『賛成23%』、『反対77%』で、圧倒的な数で、世論では反対の意見が多い結果に!!
賛成派の意見としては、「投手の健康状態も考えて、高校野球でも規定を設けたほうがいい」という声が上がる一方で、「延長線のドラマがなくなってしまう」という反対派の声が多かった。
今回、スポーツジャーナリストの小関順二氏も、
「僕はタイブレークの導入は反対ですね。高校野球の面白さは、チャンスメイクの仕方なわけで、どうやってランナーを出して、得点に結びつけるか。そこが醍醐味でもあるのに、タイブレーク導入で人為的にランナーを置いた状態で攻撃を仕掛けることは、なんの面白味もないですよ。投手の問題に関しても、人数を多く揃えればいいし、球数制限をすればいい。そうすると、私立が有利になってしまうという見方もありますが、公立校との差をつかなくするためにタイブレークを導入するというのは間違っていますね」とコメントを寄せた。さぁ、みなさんは、どんな意見をお持ちになったのでしょうか?
(集計期間:2014年11月29日~2014年12月19日/応募者数:1140名)
タイブレーク導入後の野球はどう変わる?
では、ここからは、タイブレーク導入後の高校野球はどう変わっていくのかをスポーツジャーナリスト手束仁氏に直撃しました!
スポーツジャーナリスト手束仁氏
「間違いなく、試合終盤の戦い方が変わってくるでしょうね。とくに、投手起用は、タイブレークを意識しておくと、投手を下げたい時でも、どこかに残しておかなくてはならないという意識が出るでしょう。また、打順にしても、(どういうシチュエーションから始めるのかという)正式ルールが決まってからにはなるでしょうが、8番や9番にある程度足のある選手を置いておくという考え方も出てくるでしょう。先攻後攻という点では、先攻有利になるのではないでしょうか。いずれにしても、当事者は、タイブレーク対策で1点を与えてもいい守り、2点を獲りに行く攻撃パターンなど、さまざまな状況を練習しておく必要も出てくるでしょうね」
来春の地区大会から、実際にタイブレークが導入され、高校野球はどう変化していくのか。結果に対しての議論は、今後も続いていくだろう。頑張る球児たちにとって、より最善な制度を生み出していきたいところだ。
【高校野球ドットコム編集部】
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