県立高知東高等学校(高知)
高知県高知市にある高知東高校は、昨秋の高知県大会でベスト8の成績を残す活躍を見せました。また昨秋(2試合)、今春(1試合)ともに勝利した試合では全て5得点以上を挙げ、失点も1点以内でした!
また2013年の秋季大会では、シード校であった高知商を破り、少人数で他部と共有する練習環境の中での工夫が認められ、高知県の高野連からセンバツ大会に推薦された実績があります!
そんな高知東高校野球部について松廣 綸マネージャーに紹介していただきます!
チーム基本情報を紹介!
■ 高知東の松廣 綸さん(学年:3年/役職:マネージャー)にお話をうかがいました!
Q. 現在、部員は何人いますか?
1年生が14人、2年生が13人、3年生が8人の合計35人です!
Q. 平日の練習時間は何時から何時までですか?
16時から19時30分までです!
Q. 練習のグラウンド環境を教えてください。
校庭に野球部専用の練習スペースはあるのですが、ライト後方にプールや雨天練習場があり、ライト線はだいたい60mくらいと非常に狭いんです。なので、練習試合は外に出ていくことが多いです。
なるほど。そうなってくると外野手はどう練習するかがキモになってきますね!
[page_break:今年のチームについて]今年のチームについて
松廣 綸マネージャー(県立高知東高等学校)
Q. 今年のチームのウリ(セールスポイント)を3つ教えてください。
3つ挙げるとすれば、「最後まで諦めない気持ち」「全員の結束力」「何事にも全力投球」これがうちのチームの魅力だと思います。
Q. 夏へ向けて、現在どんなことを課題に練習をしていますか?
状況判断を磨くため、実戦練習を多く取り入れています!
Q. 本番はもうすぐですね!松廣さんが見ていて、秋や春と比べて「ここが成長したな」と思うところはどんなところでしょうか?
3年生の結束力!最後の夏に向けて高知東高校野球部の新たな伝統を作り上げていこうという思いで必死にやっている姿に成長を感じます!
Q. それは頼もしい!春季大会を振り返ってみて、チームとしての戦い方はどうでしたか?
結果は2回戦で高知商にコールド負けの完敗でした。秋季大会に引き続きシード校に大敗し、メンタル面の弱さを露呈した試合だったと思います。もう一度原点に戻り、自分自身を見つめ直さなければいけない大会だったかな、と。
ただ、前半は互角に渡り合えたので、これからの取り組み方にかかっていると思います!
Q. 前半の勢いをどこまで持続できるかですね!練習時間が限られる中で、効率良く練習するポイントは何ですか?
グランド整備・準備・片付けは上級生が率先して取り組むこと。それと、帰りのホームルームが終われば全力でグランドに移動し、メニューとメニューの間は機敏に行動する、ということを心掛けています!
Q. 上級生が背中を見せているのですね!チームで大切にしていることや、考えはありますか?
・損得を抜きにして何事にも全力投球すること
・自分の失敗やミスを素直に認め成功につなげること
・ひとを尊敬する力を身につけること
この3つを心掛けています!冬場の練習はきつかったけれど皆で励まし合い乗り切り、一人の脱落者も出しませんでした!
Q. 人として大切な3つですね、常に心に留めておきたいです!冬場のトレーニングはやはりキツかったですか?
はい。秋まではチーム打率も2割7分と非力で、投手が最少失点に抑えないと勝てないチームでした。それを改善しようと冬場の練習では裏山の階段ダッシュや坂道ダッシュで下半身を鍛え、ウエイトトレーニングで筋力アップに努めました!そのおかげかはハッキリしていないのですが、3月以降のチーム打率は3割4分とアップしています!
Q. バッチリ成果が出ていますね!では、これから迎える夏、どんな夏にしたいですか?
チームのスローガンである「我武者羅野球」を貫き、高知東高校で出会った仲間たちと一日でも長く野球をすることができるよう戦い抜きます!目標はもちろん甲子園です!!
Q. ありがとうございます!では、このチームのキーマンを教えてください!
主将、捕手で4番の新谷 洸太朗です。
1年の秋から捕手に抜擢され、個性の強いこのチームをしっかりまとめてくれています!経験豊富でチームメイトからの信頼も厚い選手なんです。彼のウリはなんといっても長打力!
まさにチームの中心ですね!ありがとうございました!
ここからは、主将の新谷 洸太朗君と、副主将の曽我 剛史君にお話を伺います!
新谷 洸太朗選手(県立高知東高等学校)
Q. 高校野球のどんなところが好きですか?
新谷 洸太朗(以下「新谷」):軟式と違い打球感が良いところや、芯に当たれば飛距離の出る所です。
高校野球は、大会が少なく1試合に賭ける思いが強いことと、何と言っても甲子園という大きな舞台がありますからね!
曽我 剛史(以下「曽我」):3年間という短い期間なので、一球一球に重みがあり、熱くなれるところが好きです!
Q. 限りあるから1試合、1球が重くなりますよね!一番好きな練習は何ですか?
新谷:バッティング練習です。その中でもランナーをつけた実戦練習は特に好きです!
曽我:自分はノックが好きです!
Q. では、キツイと感じる練習は何ですか?
新谷:裏山の階段ダッシュ、400m~800mのインターバル走、あと外周を周回する長距離走はキツいですね…。
Q. とりあえず、走るのがきついというのが分かりました(笑)。曽我君はどんな練習がキツいですか?
曽我:自分も学校の近くにある山の階段ダッシュ。これはキツい…!
曽我 剛史選手(県立高知東高等学校)
Q. 山でなおかつ階段ですからね。それはキツい(笑)!では、引退までにこの高校と対戦してみたいという学校はどこですか?
新谷:春季大会で負けたので、高知商です。
曽我:同じく!悔しい負け方をしたので、なんとかリベンジしたいです!
Q. さて、一番好きな応援歌はなんですか?
新谷:X JAPANの「紅」と、「ルパン三世のテーマ」です!
曽我:THE BLUE HEARTSの「TRAIN-TRAIN」です!
Q. それでは最後に、お2人の野球をする上でモットーにしている、好きな言葉を教えてください!
新谷・曽我:「我武者羅」!
チームスローガンの「我武者羅野球」、気持ちは一つですね!ありがとうございました!
指導者が語る!このチームの強み
■橋田 行弘監督に質問!
Q. 今年のチームは、新チームが始まってから、どのようにチームを作り上げてきたのでしょうか?
まずは、21世紀枠に選ばれる学校を目指そうとスタートしました。日頃の生活態度・学習への取り組み、また何事にも損得を抜きにして全力投球し、「だいたいわかった」「だいたいできた」と中途半端にしない。これが東高校野球部のモットーです。
Q. 中途半端にしない、何事にもこだわる姿勢がプレーにも生きてくると思います!では、夏に向けてチームの強みを教えてください。
夏に向け、隙のない走塁・基本に忠実な守備・積極的な打撃を心掛けます。これといった強みはないのですが、しっかりとした状況判断ができる人間力を磨き、130%の力を出し切りたいと思います!
100%でなく130%!お話を聞かせていただきまして、ありがとうございました!