News

プロも使用する板グラブ!守備の基本を理解しよう!

2016.02.18

プロも使用する板グラブ!守備の基本を理解しよう!

プロも使用する板グラブ!守備の基本を理解しよう! | 高校野球ドットコム

スリッパを用いたノック(県立大宮東高等学校)

 板グラブといえば学生野球でゴロ捕りの基本練習として用いられることが多く、多くの球児が使用したことがあるのではないだろうか。

 例えば高校野球の現場でも埼玉県の大宮東高校がスリッパを用いたノックを行っているなど、それぞれの学校が工夫を凝らしている。これは球児だけの練習と思われたが、実はプロの選手たちも練習に取り入れていた。

 宮崎県南郷市で行われている西武ライオンズのキャンプでは、昨シーズン最多安打記録を更新した秋山 翔吾選手をはじめとする西武外野陣が板グラブを使用しノックを受けていた。

 グラブは普通、内野手がノックを受ける際に使用するものだが、外野手の正しい捕球と送球を身に付けさせるために佐藤 友亮コーチが導入した。

この練習の目的は、グラブの芯に音がするように当て、素早く投げる手に持ち替える。グラブの芯に当てないと握り替えができないため、それは外野手にも必要なことだと佐藤コーチは語る。

プロも使用する板グラブ!守備の基本を理解しよう! | 高校野球ドットコム

選手に指導する十河監督

 昨年、都市対抗野球、日本選手権の優勝を果たした日本生命は抜群の守備力を誇るが、その守備力を築き上げた十河監督も正しく投げるためにも、正しく捕り、正しく持ち替える必要があるため「持ち替えの技術が守備の巧拙にかかわる」と守備の極意を語った十河監督。このように社会人やプロ野球でもその守備の意味をしっかりと理解するために、様々な用具を使うチームもあれば、また十河監督のように独自の理論を持っている。

 ぜひ球児の皆さんも練習が目的になるのではなく、試合の為の練習をして、実践につなげていってほしい。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.07.04

「学校と地域に支えられて戦う」県内有数の進学校・磐田南(静岡)、“潔く”戦って最高の夏に【野球部訪問】

2024.07.04

「速さが怖かった」 センバツ4強から学んだ走塁で市立柏が千葉の上位を狙う

2024.07.04

5日に北北海道大会の抽選会!クラーク記念国際と別海が軸、接戦を勝ち抜いたチームにも勢い

2024.07.04

5日に新潟大会が開幕!帝京長岡と日本文理の対戦相手が決まる【2024夏の甲子園】

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.30

突然の病で右半身が麻痺した「天才野球少年」が迎える最後の夏 あきらめなかった甲子園出場の夢、「代打の一打席でもいいから……」

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.06.29

北海は道内29連勝なるか、東海大札幌VS札幌日大の強豪対決も、30日に札幌支部で代表決定戦【2024夏の甲子園】

2024.06.29

激戦区・愛知が開幕!ノーシードから4連覇狙う愛工大名電が17得点の圧勝発進、大府、愛知産大三河も初戦を突破【2024夏の甲子園】

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!