試合レポート

駒場学園vs都立松が谷

2016.04.01

自分の攻撃スタイルに手応え 駒場学園が9得点を挙げ、初戦突破!

駒場学園vs都立松が谷 | 高校野球ドットコム

4番荻原(駒場学園)

 初回から得点を取って試合の主導権を握る。駒場学園のスタイルがしっかりと発揮された試合だった。駒場学園は1回表から打線が爆発。一死二、三塁から4番荻原大二朗(3年)がストレートを捉え、左中間を破る適時三塁打で二者生還し、2対0とする。荻原は恵まれた体格をした右の一塁手。打球の伸びは誰よりもあり、好打者タイプが多い駒場学園では、ロングヒットが期待出来る選手だ。

 さらに二死一、三塁となって6番二井の適時打で3対0と点差を広げる。そして二死一、三塁から8番川崎慶太(3年)の適時打、9番の適時打で5対0。打者一巡しても勢いは止まらず、2番早野優(3年)の適時打で打線は1点を追加し、6対0。

 2回表、3回表にも1点ずつ加え、8対0としたが、3回裏、都立松が谷が反撃開始。一死一、二塁から4番大竹真輝(3年)の適時二塁打で1点を返すと、さらに一死二、三塁から5番佐藤友紀(3年)の内野ゴロ、6番出口蓉亮(2年)の適時二塁打で8対3と5点差にする。

 5点差に迫られたが、中盤で1点を加えることをテーマに駒場学園は6回表、バッテリーミスから1点を追加。
 しかし7回裏、都立松が谷も粘り、二死満塁から7番秋山拓実(3年)の適時打で2点を返し、9対5とした。
 なんとか駒場学園が逃げ切りに成功し、勝利を収めた。試合を振り返って木村監督は、「序盤に点を取ったことで選手たちにも勢いはありましたし、また点の取られ方も打たれての取られたもので、エラー絡みではなかったので、リズムよく行けたのではないかと思います」と試合を振り返った。

 駒場学園は年明けから静岡県で合宿を行ってきた。そこでは打つ、走る、守るととにかく積み重ねてきた。それが大きな自信になっており、地区予選でも順当に勝ち上がり、試合を経ることで、自分たちの野球ができてきたと実感している。木村監督も、「だんだん集中力がでてきて、内容も良くなってきていると思います」と試合内容を評価していた。
 次はシード校の日大櫻丘と対戦。この勢いのまま試合に臨んでいきたい。

(取材・写真=河嶋宗一

駒場学園vs都立松が谷 | 高校野球ドットコム
注目記事
2016年度 春季高校野球大会特集

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.24

愛媛の組み合わせ決定!今春優勝の松山商・大西主将は「どのチームと闘っても自信をもってベストなゲームをしたい」シード4校主将が意気込み語る!

2024.06.24

秋田の組み合わせ決まる!明桜が初戦からいきなり金足農と対戦、初戦から秋春の王者対決【2024夏の甲子園】

2024.06.23

【宮城】24日に抽選会!仙台育英優位も、他校にも十分チャンスあり、ノーシード東北の抽選結果にも注目<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.18

今夏埼玉の注目野手18人! ドラフト1位級の花咲徳栄スラッガーを筆頭に浦和学院・昌平らに大型選手が揃う【埼玉注目野手リスト】

2024.06.18

昨夏甲子園出場の東海大星翔進路紹介!遊撃手は阪神、エースは専修大、主将はレギュラーとして大学選手権出場!

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.14

【福岡】九州国際大付は小倉商、東海大福岡は小倉南、春日は大川樟風、福岡大大濠は輝翔館と対戦【2024夏の甲子園】