島根県立隠岐高等学校(島根)
集合写真(県立隠岐高等学校)
やってきたことを全て出し、頂点を取る!
島根県立隠岐高等学校は島根県隠岐郡隠岐の島町にある学校です。島根県からは北に60キロほど離れた、日本海に浮かぶ隠岐諸島の一つです。離島というハンデがありながらも、野球部は2003年の春に甲子園出場を果たしています。校庭の隅には野球場があり、天候が悪い時のために室内練習場なども設けられており、練習環境が整っています。しかし野球だけではなく、勉強や食事といったそれぞれの強化合宿なども行われており、それが隠岐野球部の名物になっています。
現在主将を務めるのは捕手の藤野 太陽選手。3年生8人、2年生8人、1年生7人の全23人の部員を引っ張っていきます。藤野主将にメンバーについて伺うと、「隠岐のウリは、『元気・団結力・おもしろさ』の3つです。気持ちを全面に出して、気持ちで抑え込むピッチングをする白川 泰聖と、初球からガンガン振っていく安打製造機の嶽野 卓は隠岐のキーマンです。」と、メンバーについて紹介してくれました。
「秋の大会で敗退した悔しさを糧に、練習を重ねてきました。そして春の大会では練習してきたことがしっかりできて、勝利につながりました。早いカウントから振っていく勇気が課題となりましたが、勝利はチームにとっても自信につながったと思います。」と新チームがスタートしてからを振り返る藤野主将。
夏の大会は、エースの白川 泰聖が粘り強い投球、1番センター嶽野 卓の俊足を生かした守備・走塁、そして4番福本 太一の勝負強いバッティングに期待を寄せ、「やってきたことを全て出し、頂点を取る!!」と力強く語りました。
[page_break:島から甲子園という大きな舞台へ]島から甲子園という大きな舞台へ
白川泰聖(県立隠岐高等学校)
ここからは隠岐の投手キャプテン白川 泰聖選手と副主将高井 満貴選手にお話を伺いました。
Q.お二人が引退までにリベンジしたいと思う高校はありますか?
白川 泰聖(以下「白川」):あります。島根大東にリベンジしたいです。毎年島根大東と当たっていて負けているので、負けたくないという気持ちは強いです。
高井 満貴(以下「高井」):僕も同じで、島根大東です。去年の夏、今年の春と毎年負けているので。
Q. 引退までにリベンジできるといいですね!自分のプレーで、特に注目してほしいところはどこですか?
白川:相手バッターに向かっていく闘志に注目してください。
高井:元気のあるパフォーマンスに注目してほしいです。
全員が全力で、全員が本気で、全員で野球を
■西尾 大樹監督に質問!
Q. 今年の隠岐はどんな特徴を持ったチームなのでしょうか?
練習風景(県立隠岐高等学校)
新チームがスタートしてから、基礎の練習を数多く取り入れてきました。速い球投げる投手や本塁打が打てる選手がたくさんいるわけではないので、1つずつアウトを、1つずつ進塁できるチームを作ってきました。
隠岐の強みの一つは、バッテリーを中心とした守りです。投手の白川は春の大会を1人で投げ抜く力を備え、捕手の藤野は1年の夏からレギュラーで出場するなど経験が豊富な所。それと、雰囲気作りの良さも隠岐の強みです。少ない人数ながら、全員が冬の練習や合宿などを切磋琢磨して乗り越えたことで自然と声が出て、盛り上げていくことが当たり前になっています。
夏の大会は、今まで練習してきたことを再確認して、自分たちの出来ることで相手と戦っていけるようにしたいと思っています。
Q. 最後に、西尾監督からチームへ向けて熱いメッセージをお願いします。
少ない期間でも一つずつ、一歩ずつ成長を続けられるようにしていきましょう。やらない後悔をしないように。全員が全力で、全員が本気で、全員で野球を。
西尾 大樹監督、ありがとうございました!そして、隠岐野球部の皆さんありがとうございました!
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