白陵高等学校(兵庫)
集合写真(白陵高等学校)
練習環境には恵まれないが、それをバネに成長することが面白い!
1963年に創立した中高一貫教育を提供する白陵。そんな、白陵は岡山白陵と姉妹校でもあり、2014年に千葉ロッテから2巡目で指名された田中 英祐選手の母校でもあります。16:30〜18:00の90分間、ダイヤモンドとバッティングゲージやブルペンを中心に練習に励んでいます。しかし、練習時間は西日が逆光で眩しいことやグラウンドにはバックネットがないこと、そして中学部の野球部、サッカー部、陸上部と共用するなど条件には恵まれない環境での練習が多いようです。そんな中で、それをバネに成長することに面白味を感じるようです。
そんな前向きな白陵には、11人の3年生、12人の2年生、10人の1年生の総勢33人の仲間がいます。そして32人を束ねる赤澤 英伸主将は、エース福川 千明を柱とした投手力・果敢に次の塁を狙う積極的な走塁・常にダッシュを心掛けるグラウンド内での行動が今年のチームのウリだと言います。また、名物練習は素手でのキャッチボールや歩きながらのキャッチボールなど種類が豊富なキャッチボールメニューです。
赤澤英伸主将(白陵高等学校)
春季大会の播淡地区予選では、先行されても3度追いつき、最終回に決勝点を挙げて6-5で勝利したことが新チームとなって最も思い出深いエピソードだそうです。そしてその結果、創部以来初の春季県大会に出場しました。その県大会では、経験できなかったステージに立つことで、ワンランク上のプレーやベンチワークを体感できたことが大きな収穫となったようです。また、そこから見つかった課題は、守備面における送球と打撃面でのバントやチームバッテイング!そして、練習からの意識改革を痛感し、今の課題として取り組んでいるようです。
白陵のキーマン選手とは?
エースでトップバッターでありチームの大黒柱である福川 千明選手とチームのムードメーカーである藤井 真冴選手!
投球練習(白陵高等学校)
一方、活躍に期待の選手とは?
思い切りの良い打撃と走塁がウリの1年生であり、チームの起爆剤的な存在になってくれるくれることが期待される野瀬 賢斗選手!
「相手校に関わらず、自分たちが目指す野球を貫き、一つでも多く勝てる夏にする!」と意気込みを話してくれた赤澤主将!最後まで諦めない野球と様々な工夫を凝らし練習してきた成果で、多くの白星を挙げる夏にしてください!
いつも生活を共にしている仲間と戦う最後の高校野球
ここからは白陵のエース福川 千明選手と副主将三上 雄大選手にお話を伺いました!
福川千明選手と三上雄大選手(白陵高等学校)
Q. 高校野球のどのようなところが好きですか?
福川 千明(以下「福川」):いつも生活を共にしている仲間たちと力を合わせて、勝つために一つの目標に向かって頑張るところです。
三上 雄大(以下「三上」):たとえ相手が格上だとしても、泥臭くがむしゃらに食らいつけば、流れをつかんで勝てるチャンスがあるところです。
Q.高校野球をやっているからこそわかる高校野球の魅力ですね!では、たくさんの高校がある中で、対戦してみたい高校はありますか?
福川:今一番乗っている明石商業!全国のチームにどれだけやれるか試したいです。
三上:春の選抜に出場し調子が上がっているチームの長田!エース園田選手のボールを打ちたいです!
Q. お二方とも、自分の力を知るべく強豪校との戦いを望んでいるのでね。では、ご自身の見てほしい姿はどこでしょうか?
福川:応援していただく方々にもワクワクしてもらえる、向かっていくピッチング姿や、打者と勝負する見応えのあるマウンドでの姿!
三上:ホームランを打てるバッターではないので、単打でのチャンスメイクやチャンスでの巧打を心掛け得点に絡むなどチームに貢献する姿!更には、守備面で声を出して元気にチームを引っ張る姿とピンチでナインを鼓舞する姿!
Q. それぞれのお二方にしかない姿を是非、注目してみたいと思います!では、そんな姿で挑む、これからの夏の意気込みをお願いします!
福川:最後の夏!いつもの自分のピッチングを心掛け、持ち味を発揮して一つでも多く勝つ夏に!
三上:初めて春季県大会に出ることができたことで、チームのムードが上がっている今!最後の大会、勝つことに貪欲で目の前の一勝にこだわり勝ち進む夏にします!
自分らしい姿で、勝ち進む姿を楽しみにしています!福川 千明選手、三上 雄大選手ありがとうございました!
[page_break:夏が終わりではない、何らかの形で野球を続けろ。]夏が終わりではない、何らかの形で野球を続けろ。
■高見 繁統監督に質問!
高見繁統監督(白陵高等学校)
Q. 白陵のチーム作りの基本や心掛けていることは何でしょうか?
今年に限らず白陵のチーム作りの基本は、人間力の向上・生徒としての生活姿勢の向上・部員としての自覚を指導の柱とし、技術的な指導以上に重んじている指導を行い日々のミーティングで徹底を図りチームを作っています。そして、野球に取り組めることを感謝し、周囲から活動を認められ応援・支援してもらえるチーム作りを心掛けています。
Q. 技術的な指導以上に一人の人間としての成長や環境に感謝することができるチーム作りをしているのですね。では、そんな中、今のチームに期待することは何でしょう?
練習メニューを一工夫し「得点力アップ」をテーマにしてきたので、例年以上の攻撃力に期待!そして、投手力も安定しつつあり、悲願の夏2勝に期待しています!
Q. では最後に、そんな期待をもつ今年の白陵の選手にメッセージをお願いいたします!
今の仲間と一緒に学校生活・野球ができたことに感謝し、個々が成長を遂げた人間力を結成し、チーム一丸となって戦いに臨んでほしい!勝敗は抜きに、記憶に残る試合、日々一生懸命取り組んだ結果が満喫できる大会になることを望んでいる。
私の思いは、「夏が終わりではない、何らかの形で野球を続けろ。野球を嫌いになるな。大学で野球をやれ。東大を目指し、神宮で活躍しろ!」
監督からの力強いメッセージ!今の仲間と戦うのは最後ですが、監督の言葉のようにあったように、高校野球を終わりとせずに、大学でも野球をする白陵の選手を楽しみにしています!そして、この夏、監督や主将の期待のこのチームで新たな歴史を刻んでください!
今年も大好評!
【僕らの熱い夏2016 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!