試合レポート

新羽vs城郷

2016.08.23

中盤以降に得点を重ねた新羽が城郷に逆転勝利!

新羽vs城郷 | 高校野球ドットコム

逆転打を放った主将の熊谷(新羽)

 [stadium]戸塚高校グラウンド[/stadium]で行われた秋季神奈川県大会地区予選の第二試合は新羽城郷の一戦となった。序盤に2点を先制した城郷だったが、中盤以降に得点を重ねた新羽が逆転勝利を収めた。

 試合は序盤から動いた。2回城郷は先頭の新屋敷がエラーで出塁する。続く8番阿が送り、9番五十嵐がレフト前にヒットを放って先制点を挙げる。さらに1番石井が右中間を破るスリーベースヒットを放ち追加点を挙げた。

 先制点を許した新羽は4回先頭の杉が四球で出塁し、続く7番渥美がヒットを放ち無死一、二塁のチャンスを作る。その後二死二、三塁となり9番矢島が左中間へのタイムリーツーベースヒットを放ち同点とした。さらに5回、先頭2番鈴木がヒットで出塁し、4番熊谷がライト前にタイムリーヒットを放ち逆転した。

 中盤に得点を重ねた新羽の勢いは終盤になっても衰えず、7回先頭の笠原が出塁し5番杉がレフトへのタイムリーヒット、さらに7番篠崎がエラーで出塁する間にもう1点を追加しじわじわと城郷との得点差を広げていった。続く8回にも先頭打者が出塁し1点を追加した。さらに9回には7番篠崎の死球からチャンスを広げ二死一、三塁の場面を作る。しかし1番神田の打球はセンターゴロとなってしまい無得点で終わる。

 9回の好守備で得点を防ぎ、意地を見せたい城郷はその裏、二死から3番田島のタイムリーで1点を返す。さらに5番大村の打球はショートのエラーを誘いこの回2点目を挙げたが反撃はここまで。

 序盤と最終回こそ失点を許した新羽先発の矢島だったが、9回を115球で抑え、まずまずのピッチングを見せた。野手陣も粘りを見せ中盤、終盤と効果的に得点を重ねていった。

 一方の城郷は非常に元気のあるチームで、投手によく声をかけている印象を受けた。先発の新屋敷は中盤で捕まってしまったが2回に先制した場面では、先頭打者の役割を果たし出塁するなど中心選手として活躍した。攻撃陣も最終回まで諦めず粘り強く戦う姿勢を見せていたため、一冬越えた姿に期待が持てる。

(文=編集部

新羽vs城郷 | 高校野球ドットコム
関連記事
・2016年秋季大会特設ページ
・あの学校の取り組みは?!神奈川県の野球部訪問を一挙紹介!

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.22

【鹿児島】神村学園は鹿児島商と沖永良部の勝者と対戦、鹿児島実は大島と初戦で対戦<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.22

【岐阜】県立岐阜商は高山西と対戦、同ブロックに中京<2024夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.22

【愛媛】23日に抽選会!名門・松山商が1歩リード、済美、今治西が追う展開か<夏の甲子園県大会組み合わせ>

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.18

今夏埼玉の注目野手18人! ドラフト1位級の花咲徳栄スラッガーを筆頭に浦和学院・昌平らに大型選手が揃う【埼玉注目野手リスト】

2024.06.18

昨夏甲子園出場の東海大星翔進路紹介!遊撃手は阪神、エースは専修大、主将はレギュラーとして大学選手権出場!

2024.05.31

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在34地区が決定、佐賀では佐賀北、唐津商、有田工、龍谷がシードに

2024.06.21

なぜ高校野球の新たなリーグ戦は拡大し続けているのか?『チームのために個人がいる』ではなく『個人の成長のためにチームがある』~野球指導者・阪長友仁のビジョン後編~【『新しい高校野球のかたち』を考えるvol.7】

2024.06.11

【24年夏全国地方大会シード校一覧】現在41地区が決定、長崎、高知、新潟、大分などでシードが決まる〈6月10日〉

2024.05.25

首都2部優勝の武蔵大の新入生に浦和学院の大型左腕、左の強打者、昌平の主軸打者など埼玉の強豪校の逸材が入部!

2024.05.24

春季近畿大会注目選手17人! 智辯和歌山の大型右腕、大阪学院大高の全国トップレベル遊撃手、天理のスラッガーコンビら逸材がこぞって出場!