風邪の予兆を知ろう!
風邪の予兆を知ろう!
おかしいなと感じたら、自分の体調を整えることをまず第一優先に考えよう
今までの暑さから一転し、急に肌寒くなってくると気をつけたいのが寒暖の差による体調不良です。調子が悪くなってしまうと思い切ったプレーが出来ないだけではなく、お腹を壊してしまったり、風邪を引いて発熱してしまったりといったことが起こります。一度体調を崩してしまうと、元の状態に戻るまでにはある程度日数がかかってしまいますので、「ちょっと変かな」と思ったときに、早め早めの対応を心がけたいものです。
まず自分自身の体調を知ることが一番ですが、その中でも「疲れやすい」と感じたり、いつもよりも身体の動きが悪いと感じるときは、他に身体の変化がないかどうか確認しましょう。喉がイガイガする、喉が痛いといった兆候も風邪を想起させるもの。風邪はその多くがウイルス感染すると言われていますので、うがいと手洗いを行い、温かい栄養価のある食事をとって休養を取りましょう。
喉が痛くてなかなか食べ物が食べられない…という場合は、食べやすいものを中心にゼリーやヨーグルトなど喉ごしのいいものをうまく活用することもよいですね。しょうがは身体を温め、免疫力を高める作用があると言われていますので、しょうが紅茶を飲んだり、そこにハチミツをプラスさせることもオススメです。
くしゃみが頻繁に出る場合は、鼻の粘膜がいたみやすくなり、そこからウイルスが侵入してしまうことが懸念されます。また飛沫が広い範囲に飛び散るため、自分だけではなく他の選手にも風邪などの感染症をうつしてしまうことが考えられます。身体が元気であればウイルスが侵入しても対抗することができますが、免疫力が低下していると感染しやすくなってしまうため、免疫力を高めるような過ごし方を心がけましょう。
特に睡眠不足は体調不良をより悪化させやすいため、まずはしっかり睡眠を取るようにします。就寝時は長袖・長ズボンを着用し、お腹を冷やさないようにすることも大切です。
また空気が乾燥しているとウイルスの活動が活発になりやすいので、加湿器があれば利用して保湿を心がけましょう。喉に痛みがある場合、乾いたタオルなどを首に巻いて保温しながら寝るようにすると、痛みの軽減が期待できます。「あれ、おかしいな?」と思ったらまずは休養(睡眠)を十分にとり、風邪の予防に努めましょう。
文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!