三重県立桑名高等学校(三重)
集合写真(桑名)
体重増加で打撃のレベルアップを目指す
■桑名はどんな学校?
三重県立桑名高等学校は、三重県桑名市にある県立高校。1948年に三校(桑名郡立高等女学校、桑名町立裁縫女学校、桑名町立桑名中学校)の統合により、創立。グラウンドは、他の部活と共有のため、内野程度の広さで日々練習に励んでいる。
■桑名野球部の紹介
現在、部員数は2年生11名(うちマネージャー2名)、1年生8名(うちマネージャー1名)。チームのセールスポイントは「守備でリズムを作り、1点を守り抜く野球」と語る、佐藤 輝主将。その佐藤主将が「4番打者としてチームバッティングに徹し、チームを牽引してくれた」と言う近藤 浩一選手は、昨秋に活躍した選手の一人。
■昨秋6年ぶりの県大会出場
印象に残っている試合として、昨秋6年ぶりの県大会出場を決めた地区大会3位決定戦の桑名工戦を挙げた。「序盤でリードし、守り切って勝てた試合でした」と佐藤主将。しかし、県大会2回戦の近大高専戦では、先制することはできたものの、守り切ることができずに敗戦。
「地区予選とは違った雰囲気を経験できたのは、チームにとって大きかったと感じました。しかし、県大会で勝ち抜く力がまだまだ不足していることも同時に痛感しました」と、課題が残るが、収穫もあったようだ。
■オフシーズンの目標は体重増加(身長-100kg)
そんな昨秋の大会を振り返り、佐藤主将は「攻撃面において、チャンスで得点できなかった」という、決定力不足という課題を口にした。そこでオフシーズンに体重増加(身長-100kg)をチーム目標とし、早振り30秒15セットなどの練習で、打撃強化にも努めている。「春は県大会出場、夏はベスト4を目指します」と飛躍を誓う。
■この冬の意気込み
春、夏の目標達成に向け、佐藤主将はキーマンに渡邊 翔太選手、近藤 浩一選手、水谷 昂正選手3人の名前を挙げた。「冬のトレーニングの成果を、春に発揮できるようにしていきたいです」と佐藤主将は語った。
左から1年リーダーの水谷 昂正選手、主将の佐藤 輝選手、副主将の近藤 浩一選手(桑名)
桑名の選手たちに聞く!
ここからは副主将の近藤 浩一選手、1年リーダーの水谷 昂正選手にお話を伺います。
Q. 秋季大会で見つけた課題を教えてください。
近藤:守備面ではキャッチングやリードなどのキャッチャーの基礎。打撃面では相手が驚くような打球を打てなかったことです。
水谷:ここぞという場面で打てなかったことです。
Q. この冬は、どんな冬にしていきたいですか?
近藤:ウェイトトレーニングを継続して取り組み、身体を大きくするとともに、全てにおいてパワーアップを図りたいです。
水谷:自分を追い込み、精神面でも成長したいです。
Q. 野球をする上でのモットーや、好きな言葉はありますか?
近藤:「全力で楽しむ!」です。
水谷:「球道即人道」です。
Q. では、チームの好きなところや、ここは他のチームに負けない!というところを教えてください。
近藤:部員数が少ないため、先輩・後輩の仲が良いところです。
水谷:チームワークです。一丸となった時に、それぞれが十分に力を発揮できます。
Q. 最後に、このオフシーズンで「自分はここまで成長するぞ!」という熱い意気込みをお願いします!
近藤:ここぞというときに長打が打てる打者になります。
水谷:チャンスに強い、信頼されるバッターになって、チームを勝利に導く選手になります。
近藤選手、水谷選手、ありがとうございました!
[page_break:丹田を意識する]練習風景(桑名)
丹田を意識する
最後に、諸戸 政貴監督にお話を伺います。
Q. 新チームが始まってから、どのようなテーマをもってチーム作りをされて来たのでしょうか?
夏の県大会でベスト4進出を目指しています。そのために、この冬は、打ち勝つ野球を目指し「体重・打撃力・筋力・攻撃力」のアップをテーマに掲げ、日々練習に励んでいます。
Q. 最後に、厳しい冬の練習に励んでいる選手たちにメッセージをお願いします!
丹田を意識することです。基本は全て丹田。何をするにしても丹田。あと、脱力ですね。2つを意識して練習に励んでほしいです。
諸戸監督、桑名高校野球部の皆さん、ありがとうございました!
今年も大好評!
【冬が僕らを強くする 特設ページ】
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!