Column

祐誠高等学校(福岡)

2017.07.04


集合写真(祐誠)

監督の存在感

■中日ドラゴンズ、若松駿太選手の母校!
 福岡県久留米市にある祐誠高校。機械科、自動車科、普通科ドリームコースなど幅広い学習を支援している。野球部OBには現中日ドラゴンズの若松 駿太を輩出し、今春は筑後地区決勝まで進む活躍を見せた。

■めざせ日本一
 現在1年生23名、2年生27名、3年生20名の計70名で活動している祐誠野球部。グラウンドは夕方、他部活動と共用で使用のため朝練でバッティング練習をしているという。今年のウリを窪山 慶主将は「走塁とバッティング、そしてチームワークです」と話す。そんな祐誠の目標は「めざせ日本一」だ。

■大きかった監督の復帰
 
チームがスタートした数日後に金城監督が入院し、指揮官が離れてしまうこととなった祐誠。その当時はまとまりがないチームだったので、チームワークをテーマにスタートした。そんな中金城監督が復帰し、初めて指揮をとった試合について、窪山主将は「監督がベンチにいる喜び、安心感、不安がすべて消えました」と金城監督がいかに大きい存在だったのか、再認識できる試合となったようだ。
オフシーズンは「First Penguin」、失敗を恐れずに勇気をもってチャレンジしていくことをテーマにトレーニングに励んできた祐誠。冬のトレーニングの成果もあり、春は筑後地区決勝まで勝ち進んだ。

■注目の選手は?
 この1年間活躍してきた選手に原 誠弥新居浜南中村祐太立花 修斗撰田 一輝窪山 慶黒田 眞暉大森 曙空青木 誠也吉田 康人の9名を選出。目立った選手はいないが一人ひとりが自分の役割を果たし、勝つことを意識して選手達だ。そしてこのチームのムードメーカーは藤原 悠我は超ポジティブ思考の持ち主。どんな時でもチームを盛り上げてくれるような活躍に期待だ。

■チーム一丸となって
 窪山主将は夏に向け、「嬉し涙を流せるような夏にできるよう、チーム一丸となって頑張ります」と宣言。金城監督とともに、全員で戦う。

このページのトップへ

[page_break:甲子園へ駆けあがる夏に]

集合写真(祐誠)

甲子園へ駆けあがる夏に

ここからは撰田 一輝副主将(3年)と山口 ちさとマネージャー(3年)にお話を伺いました。

Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。

撰田:今年のチームは選手層が薄いので、練習の中で層を厚くしていき、夏までに粘り強いチームを作っていきたいです。
山口:自分たちがリードされている試合をどうやって逆転して盛り返すことができるかだと思います。

Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください

撰田:仲間と共に勝つ喜びを味わえることが一番の思い出です。
山口:一番の思い出は新チームになり監督が病気で倒れてしまい、1か月後に金城先生が退院したその日にグラウンドに来てみんなが走って駆け寄っていったことです。

Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!

撰田:春の自分からどこまで変われているのか、成長した姿を見てほしいと思います。
山口:頼もしく成長したみんなの挑戦的なプレースタイルを見てほしいです。

Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?

撰田:学年関係なくとても仲がいいところです。
山口:部員同士が和気あいあいとしていてとても仲が良く、絆が強いと思います。

Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください

撰田:嬉し涙を流せるような夏にできるよう、チーム一丸となって頑張ります。
山口:金城先生とともに嬉し涙を流して甲子園まで駆け上がる夏にしたいです。

撰田選手・山口マネージャー、ありがとうございました!

このページのトップへ

[page_break:最後の大会で大きな花を咲かせる]

練習風景(祐誠)

最後の大会で大きな花を咲かせる

  ここからは多田 洋介部長にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 縦横のつながりを強くして、チームの結束力の強いチームを目指してきました。そうした中、秋、春を自分達の思うような野球ができなかった精神的な部分が夏の大会では大きな強みとなることを期待しています。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 2年間という短い期間の中で監督から野球だけでなく、多くの種がまかれてきたと思います。十分な醸成期間があったと思います。最後の大会で色鮮やかな大きな花を咲かせてほしいと思っています。監督という大木を君達の大輪で美しく彩ってください。

多田部長、そして祐誠野球部の皆様、ありがとうございました!


今年も大好評!
僕らの熱い夏 特設ページ
各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!

このページのトップへ

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.07.07

上田西が0封に抑えられて初戦敗退 23年はオリドラ1を擁して甲子園出場

2024.07.06

23年三重王者・いなべ総合が初戦で敗れる!9回に逆転満塁弾を許す

2024.07.07

滋賀大会では日野がサヨナラ勝ち、伊吹はコールド勝ち【2024夏の甲子園】

2024.07.06

MAX153キロ、高校通算39本塁打、偏差値70! 東京の超進学校に現れた“規格外の男”森井翔太郎の「気になる進路」

2024.07.07

大阪桐蔭・德丸らとU-12代表経験のエリート主将率いる立命館守山が5回コールド発進!【24年夏・滋賀大会】

2024.07.05

白山高元監督の“下剋上球児”再現はあるのか!? センバツ1勝の宇治山田商、2年生集団で東海大会準優勝の菰野など各ブロックの見所を紹介【2024夏・三重大会展望】

2024.07.05

春連覇した加藤学園は悲観達成を狙う! 静岡、日大三島、藤枝明誠、プロ注右腕・小船を擁する知徳らが行く手を阻む!?【2024夏・静岡大会展望】

2024.07.05

静岡大会ではノーシード勢が初戦、常葉大菊川、聖隷クリストファーが開幕6日に登場【2024夏の甲子園】

2024.07.05

大阪大会は京セラドーム大阪で6日に開幕、大阪桐蔭は14日、履正社は14日に初戦【2024夏の甲子園】

2024.07.05

三重大会が6日開幕、昨夏代表のいなべ総合が初日に登場【2024夏の甲子園】

2024.06.28

元高校球児が動作解析アプリ「ForceSense」をリリース! 自分とプロ選手との比較も可能に!「データの”可視化”だけでなく”活用”を」

2024.06.30

明徳義塾・馬淵監督が閉校する母校のために記念試合を企画! 明徳フルメンバーが参加「いつかは母校の指導をしてみたかった」

2024.06.23

大阪桐蔭が名門・日体大に1勝1分け! スター選手たちが快投・豪快弾・猛打賞! スーパー1年生もスタメン出場 【交流試合】

2024.06.28

最下位、優勝、チーム崩壊……波乱万丈のプロ野球人生を送った阪神V戦士「野球指導者となって伝えたいこと」

2024.06.23

プロ注目の大阪桐蔭・徳丸が大学生相手に決勝アーチ!直近3週間5本塁打と量産態勢!2年ぶり夏甲子園へ強打者の勢い止まらず!