鶴丸vs鹿児島玉龍
2時間38分の打撃戦を制す・鶴丸
打撃戦を制した鶴丸ナイン
鶴丸16、鹿児島玉龍14、計30安打といつ終わるとも知れない乱打戦が2時間38分続いた。
鹿児島玉龍は2回裏、一死満塁で1番・満薗勝哉(1年)が走者一掃のセンターオーバー三塁打を放って逆転した。
直後の3回、鶴丸は8番・児玉幸翼(2年)のライト線2点タイムリー二塁打など打者10人、5安打を集中して5点を奪った。4回には4番・中野尚仁(2年)のセンターオーバー二塁打、5番・山野航聖(2年)のライト線二塁打、7番・中村駿介(2年)のレフト前タイムリーで3点を加え、主導権を握ったかに思われた。
鹿児島玉龍はその裏、9番・東瀬戸優太(1年)のライト前タイムリー、3番・原口淳季(1年)のセンター前タイムリーで2点を返して食らいつく。
6回に鶴丸が4番・中野のライトスタンドソロで突き放せば、鹿児島玉龍は7回に好調の1番・満薗のライト前タイムリーで2点を返す。
鶴丸4点差で9回裏を迎え、二死満塁と鹿児島玉龍が最後まで執念を見せたが、7回途中からリリーフした山野がセンターフライに打ち取り、乱打戦に決着をつけた。
鶴丸・森俊輔主将(2年)は「鹿児島玉龍とは8月の普通高校大会で負けていたので借りを返したかった」という。その時も点の取り合いだったのでこういう展開になることは「予想していた」。そんな中で「2回に逆転して、その後あわてずにすぐ取り返せたのが良かった」と勝因を振り返っていた。
(文=政 純一郎)
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