2018年ドラフト指名選手から見るリトルシニア出身選手一覧!
野村大樹(ソフトバンク3位)と増田陸(巨人2位)は大阪福島リトルシニア出身だ
プロ野球のキャンプインまで3週間を切り、選手の自主トレの情報もニュースで目にするようになってきた。今年も刻一刻と球春到来が近づいており、野球ファンは胸を躍らせているのではないだろうか。
さて今回は、2018年ドラフト会議で指名された選手の中でリトルシニア出身の選手を紹介していきたい。中学時代にリトルシニアのチームに所属していた選手は29名で、2018年のドラフトではボーイズリーグの31名に次ぐ二番目の派閥となった。それでは早速見ていこう。
【広島東洋カープ】
6位 正随優弥 外野手 亜細亜大/ 広島鯉城 シニア
7位 羽月隆太郎 内野手 神村学園 / 宮崎シニア
【ヤクルトスワローズ】
2位 中山翔太 内野手 法政大 / 東成 シニア
6位 鈴木裕太 投手 日本文理/ 新潟シニア
7位 吉田大成 内野手 明治安田生命 / 浦安シニア
【読売ジャイアンツ】
1位 高橋優貴 投手 八戸学院大 / 友部シニア
2位 13702 内野手 明秀日立 / 大阪福島シニア
3位 直江大輔 投手 松商学園 / 中野シニア
【横浜DeNAベイスターズ】
3位 大貫晋一 投手 新日鐵住金鹿島 / 横浜青葉シニア
【中日ドラゴンズ】
4位 石橋康太 捕手 関東一 / 千葉市シニア
【阪神タイガース】
2位 木浪聖也 内野手 Honda / 青森山田シニア
6位 川原陸 投手 創成館 / 長崎北シニア
【埼玉西武ライオンズ】
3位 山野辺翔 内野手 三菱自動車岡崎 / 武蔵府中シニア
7位 佐藤龍世 内野手 富士大 / 釧路シニア
育成2 大窪士夢 投手 北海 / 岩見沢シニア
【福岡ソフトバンクホークス】
3位 野村大樹 内野手 早稲田実 / 大阪福島シニア
育成1 渡邉陸 捕手 神村学園 / 熊本大津シニア
育成2 岡本直也 投手 東農大北海道オホーツク / 千葉東シニア
【北海道日本ハムファイターズ】
2位 野村佑希 内野手 花咲徳栄 / 太田市シニア
4位 万波中正 外野手 横浜 / 東練馬シニア
6位 田宮裕涼 捕手 成田/ 佐倉シニア
【オリックスバファローズ】
6位 左澤優 投手 JX-ENEOS / 相模原南シニア
7位 中川圭太 内野手 東洋大 / 泉佐野シニア
育成1 漆原大晟 投手 新潟医療福祉大 / 三条シニア
【千葉ロッテマリーンズ】
3位 小島和哉 投手 早稲田大 / 行田シニア
5位 中村稔弥 投手 亜細亜大 / 長崎海星シニア
【東北楽天ゴールデンイーグルス】
4位 弓削隼人 投手 SUBARU / 佐野シニア
6位 渡辺佳明 内野手 明治大 / 中本牧シニア
8位 鈴木翔天 投手 富士大 / 瀬谷シニア
まず注目すべきなのは、野村大樹(ソフトバンク3位)、13702(巨人2位)を輩出した大阪福島リトルシニアだ。この世代には、他にも大阪桐蔭で活躍した中川卓也も在籍しており、ミズノ杯第44回日本選手権関西大会で優勝、ジャイアンツカップベスト16など、輝かしい実績を残した世代だ。
また日本ハムファイターズの中田翔選手を輩出した広島鯉城リトルシニアからは、正随優弥(広島6位)が指名を受けた。正随は広島鯉城リトルシニアから大阪桐蔭に進学しており、まさに中田選手の直系の後輩と言える。選手としてのタイプは少し異なるが注目だ。
リトルシニアが盛んな関東に目を移すと、武蔵府中リトルシニア出身の山野辺翔(西武3位)や東練馬シニア出身の万波中正(日本ハム4位)、佐倉リトルシニア出身の田宮裕涼(日本ハム6位)に中本牧リトルシニア出身の渡辺佳明(楽天6位)など、強豪として名前が通っているチームの出身者が続々と指名された。
前年の2017年のドラフトで指名された選手は24名だったが。今年は5名増えた結果となった。果たして2019年のドラフトでは、何名の選手が指名されるのだろうか。ドラフトの楽しみの一つとして、是非注目していただきたい。
文:栗崎 祐太朗