コンビニ弁当の特徴とちょい足し食品
コンビニ弁当は揚げ物が多くなりがち。プラスもう一品で栄養バランスを整えよう
春休み中になると遠征や合宿、試合などで出かけることも多くなると思います。自宅からお弁当を準備したり、コンビニなどで昼食を準備することもあるでしょう。コンビニで調達する場合のお弁当の特徴や、栄養バランスを考えたちょい足し食品を考えてみましょう。
●コンビニ弁当の特徴とは
まず挙げられるのが揚げ物などが多く、おかずに対するご飯の量が多いという点です。エネルギー源として炭水化物を多くとることは大切ですが、あまり脂っこいものを大量に食べると、胃腸に負担をかけ、午後の活動にも影響を及ぼしがちです。さらに野菜不足になりがちなことも栄養バランスから考えると考慮したいところです。ご飯やおかずの量に比べると野菜類の少なさが目立つお弁当が多いと思いますので、こういったところを補うような一品を一緒に選ぶ必要があるでしょう。また全体的に味付けは濃いめになっていることが多く、コンビニ弁当を習慣的に食べるようになると塩分や食品添加物のとりすぎも気になってきます。
●野菜(ビタミン・ミネラル分)不足を解消したい
コンビニ弁当を準備する際には、なるべく野菜類も多くとれるような一品を追加することをオススメします。今ではさまざまなお惣菜がパックになって販売されているので、好きなサラダ類などを選んだり、場合によっては野菜ジュースでビタミン・ミネラル分を補ったりといった工夫をしてみましょう。ただし野菜ジュースはあくまでもジュースですので、これ一本に頼るのではなく、お弁当に入っている野菜とあわせて補うようにします。野菜がそろっていない時や、そもそもあまり食べられない…という選手は果物などを代用しても良いでしょう。
バナナなどは消化・吸収の早い代表的な果物の一つですし、自宅からミカンなどを準備して持ってきておくこともいいと思います。果物もすぐに準備できない…という場合は果汁100%のフルーツジュースを代用すると栄養バランスの偏りを改善することにつながります(ただし飲みすぎは糖分過多になるので注意しましょう)。
ホームグランド以外で練習や試合をするときは、お弁当を準備することが多いと思います。コンビニ弁当の特徴を知り、栄養バランスを考えた一品を付け加えてコンディションづくりに役立ててくださいね。
文:西村 典子
球児必見の「セルフコンディショニングのススメ」も好評連載中!