高知vs土佐
高知、中盤の集中打で土佐を下す！
7回表高知一死一・三塁から代打中越2点三塁打を放った吉岡 七斗（1年）
5回までは拮抗した展開だった。土佐先発の土居 大喜（2年・右投右打・168センチ63キロ・土佐中出身）は、１回表に４番の公文 幸汰（3年・右翼手・右投右打・171センチ75キロ）に浴びた左越適時三塁打などで喫した2点のみで踏ん張り、5回裏には土佐打線も最速138キロをマークした高知先発・安田 祐大（3年・右投右打・175センチ70キロ・土佐清水市立清水中出身）から二死満塁と責め立ててから1番・中口 翔太（3年・右投左打・178センチ63キロ・甲子園リトルシニア＜兵庫＞出身）の遊撃内野安打で1点。前日、シード4位の岡豊が勝利したことで夏の高知大会シード権は逃した土佐だが、名門の誇りは健在だった。
しかし、グラウンド整備が終わると高知打線は一気に牙を剥いた。6回表一死一・三塁から5番・中越 逸斗（2年・左翼手・171センチ74キロ・右投左打・高知中出身）の左越2点二塁打で突き放すと、7回表には打者11人で7得点。その中には「夏はいろいろな使い方を考えている」（高知・濵口 佳久監督）昨年の高知中主将・吉岡 七斗（1年・捕手。右投左打）の豪快な代打中越適時2点三塁打も含まれている。
かくして、この勝利と岡豊が高知中央に敗れたことで第3シードないし第2シードが確定した高知。シード順位2位・高知商との直接対決で、この日は前日・高知南戦で先発5回を投げたことを考慮され不出場に終わった森木 大智（1年・右投右打・184センチ83キロ・高知中出身）がいかなるパフォーマンスを示すかも含め、夏までの伸びしろが楽しみになってきた。
（取材・写真＝寺下 友徳）
