【週刊中学野球ニュース】武蔵府中シニアの恩師が語った山村崇嘉(東海大相模)の中学時代
編集部の中学野球担当・栗崎祐太朗がリサーチ!この1週間の中学野球ニュースを配信!
東海大相模の主砲・山村崇嘉
第101回全国高校野球選手権神奈川大会の開幕まで、あと5日と迫った。
今年の神奈川県を制すのは春の王者・東海大相模か、それとも選抜出場校の横浜か、はたまたその他のチームが底力をみせるのか。今年も最後まで目が離せない大会となりそうだが、今大会で注目選手の一人に挙げられているのが、東海大相模の主砲・山村崇嘉だ。
2年生ながら名門・東海大相模の4番を任され、高校通算本塁打はすでに30本を越える。来年のドラフト候補としても早くも名前が挙がっており期待は高まる一方であるが、そんな山村の活躍を、目を細めて見守っている人物がいる。山村にとって中学時代の恩師である、武蔵府中シニアの小泉隆幸監督だ。
小泉監督は、中学時代の山村の活躍や練習の様子を振り返り、名門の主砲として大会に臨む山村に熱いエールを送った。
武蔵府中シニアの小泉隆幸監督
「本当にセンスの塊で、打っても投げても才能に満ち溢れていました。投手と野手、どっちに転んでもいい選手だと思います。あの子(山村)のお陰で全国大会にも行けましたし、ジャイアンツカップにも行けました。いい思いをたくさんさせてもらいました。この夏も頑張って欲しいですね」
中学時代はU-15日本代表にも選出され、スーパースターの名を欲しいままにしてきた山村だが、その実力を支えていたのは真っすぐな性格にあると小泉監督は話す。
小泉監督は、昔を懐かしむように笑顔を見せながら、山村の性格についても振り返る。
「あの子も随分やんちゃなところがありましたが、私にしてみれば本当にかわいい子でした。教えがいのある子でしたね。
よく怒りもしましたが、こちらが愛情をもって接すれば愛情で答えてくれる。そんな良い子でした」
現在は打者に専念し、すでに神奈川県を代表する打者となった山村。恩師の期待を背に、東海大相模の4年ぶりの夏の甲子園に向かって突き進む。
(文=栗崎祐太朗)