鈴木誠也は投手で活躍!大瀬良は今村に投げ勝ち甲子園! 広島主力選手の高校最後の夏を振り返る
二松学舎大附時代の鈴木誠也
広島東洋カープ主力選手の高校最後の夏は?【ヒーローの高校最後の夏】
8月11日時点でセ・リーグ3位につけ、セ・リーグ4連覇へ向けて負けられない戦いが続く広島東洋カープ。今や日本代表の常連となった菊池涼介、鈴木誠也、2018年最多勝を獲得した大瀬良大地らの高校最後の夏を振り返る。
【3名の高校最後の夏の戦績】
▼菊池涼介(武蔵工大二・2007年)※現・東京都市大塩尻
長野大会
1回戦 8対1 下諏訪向陽
2回戦 13対5 坂城
3回戦 11対1 松本第一
4回戦 3対7 地球環境
▼鈴木誠也(二松学舎大附・2012年)
東東京大会
3回戦 10対0 駒込学園
4回戦 11対4 日大豊山
5回戦 5対4 日大一
準々決勝 6対8 成立学園
▼大瀬良大地(長崎日大・2009年)
長崎大会
1回戦 24対0 富江
2回戦 3対2 壱岐商
3回戦 5対0 大村
準々決勝 3対1 清峰
準決勝 3対2 瓊浦
決勝 7対4 創成館
選手権
1回戦 5対8 花巻東
プロ入り2年目から昨季まで6年連続で二塁のゴールデングラブ賞を獲得している菊池だが、高校時代は目立った成績は残せなかった。現在の二塁ではなく、主に3番三塁としてチームを引っ張ったが、4回戦の地球環境戦に敗れ、甲子園出場はならなかった。
今やカープの顔にまで成長した鈴木は、東京の二松学舎大附出身。高校時代には投手として活躍しており、高校最後の夏は全試合に5番投手として出場し、順調にベスト8まで勝ち上がる。しかし、谷岡竜平(現・読売ジャイアンツ)を擁しこの夏の東東京大会を制した成立学園に準々決勝で敗れ、聖地に立つことはなかった。
大瀬良は高校最後の夏、準々決勝で今はチームメイトの清峰・今村猛との投げ合いを制している。その後の準決勝、決勝も完投勝利で見事チームを甲子園に導いた。甲子園では初戦で花巻東と対戦し、打線が菊池雄星(現・シアトルマリナーズ)から3本塁打5得点を挙げたが、花巻東打線に打ち込まれ、勝利はならなかった。
【応援メッセージ】
■第101回全国高等学校野球選手権大会
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