秋の令和初代愛媛頂点へ！ 秋季愛媛県高校野球大会地区予選組み合わせ決まる【秋季愛媛県大会】

秋の令和初代愛媛頂点へ！ 秋季愛媛県高校野球大会地区予選組み合わせ決まる【秋季愛媛県大会】

　秋の令和初代愛媛頂点へ～8月30日（土）15時より「令和元年度秋季四国地区高等学校野球愛媛県大会」の地区予選組み合わせ抽選会が、愛媛県松山市の「にぎたつ会館」において行われた。

　今大会は南予地区で不参加となった津島を除き、東予地区23校22チーム（連合は今治西伯方分校・東予の1チーム）、中予地区21校19チーム（連合は小田・上浮穴・済美平成の3校連合1チーム）、南予地区は15校13チーム（連合は八幡浜工・三瓶と南宇和・三間の2チーム）、計59校53チームが参加。各校の主将は地区別に分かれくじを引き、約15分ほどで9月14日（土）からの3日間を当初日程とする、すべての地区予選組み合わせが決まった。

　各地区を簡単に展望すると4強で打ち切る地区新人大会で勝ち残った小松・今治南・新居浜西・三島がシードとなった東予地区では西条と今治西という甲子園経験豊富な2校が同ブロックに。また有力校では川之江は今治東、今治北はシード校の三島、新居浜南はシード校の今治南と同ブロックに入った。

　2強打ち切りの地区新人大会で勝ち残った吉田、帝京第五に加え、甲子園出場により新人大会は不参加となった宇和島東、吉田・帝京第五に敗れた宇和島南と北宇和を同ブロックに入れるシード性を採用した南予地区では、八幡浜が帝京第五、野村が吉田、宇和島東が宇和と同ブロックに入っている。

　そして、4強打ち切りの新人大会で勝ち残った済美、松山北、聖カタリナ学園、新田がシード校となった中予地区では、いきなり県大会上位級の対戦が実現しそうだ。特に2年連続の秋季四国大会を狙う聖カタリナ学園とは名門・松山商と新人大会で松山聖陵を破った松山城南の勝者が対戦することに。新田と同ブロックには8月より荷川取 秀明監督が復帰し、3年連続のセンバツ出場を期す松山聖陵が入っている。

　なお、この中予地区では高校通算25本塁打・新人大会で過去の愛媛県高校球児史上例を見ない「坊っちゃんスタジアム4本目のさく越えアーチ」を放った済美の主将・山田 響（2年・左翼手・右投右打・170センチ75キロ・新居浜ヤングスワローズ出身）にも注目したい。

　組み合わせ抽選会後、夏の全国高等学校野球選手権愛媛大会を9年ぶりに制し、甲子園では自らも3安打を放った宇和島東の赤松 拓海主将（2年・一塁手・右投右打・174センチ90キロ・宇和島市立城北中出身）は「甲子園経験者が試合経験のない選手がのびのびやれるように引っ張って、挑戦者の気持ちを忘れずに目の前の戦いを一戦一戦勝っていきたい」意気込んだ。

　また、抽選会前には愛媛県高等学校野球連盟毎年恒例の「リーダー研修会」が開催され、選手たちはチーム運営方法のディスカッションや審判員の皆さんとのルール確認などを行い、一丸となって愛媛県の高校野球レベルを心技体で引き上げていくことを誓いあっている。

　また、各地区予選を勝ち抜いた計16校（参加枠：東予地区6・中予地区6・南予地区4）が1回戦9月28日（土）・準々決勝9月29日（日）・準決勝10月5日（土）・決勝戦と3位決定戦は大会史上初めて1週間の日程を空け10月12日（土）の当初開催日程で戦う「令和元年度秋季四国地区高等学校野球愛媛県大会」の抽選は9月25日（水）に参加校の責任教師が参加し、改めて行われることに。

　この大会、3位以上に入れば徳島県内で行われる「令和元年度秋季四国地区高等学校野球大会」への出場権を得ると同時に、来年3月開催の「第92回全国選抜高等学校野球大会」出場校選考へ最初のハードルを越えることになる。

文＝寺下 友徳

■日程詳細・応援メッセージ
【秋季愛媛県大会】
南予地区
中予地区
東予地区

◇9月14日の試合予定