高校日本代表が2大会ぶりにアメリカ代表から白星!リーグ戦3連勝を飾る!【アメリカ戦 9回の攻防】
日本代表ベンチ
9月1日。WBSC U-18ワールドカップ第3戦目、アメリカ戦に挑む侍ジャパンU-18日本代表。
日本代表の先発は林優樹(近江)。いきなり1番アームストロングに二塁打を許すなど、一死二、三塁となったところから4番タイラーの中犠飛で先制を許す。
その裏、アメリカの先発はベン・ヘルナンデス。常時145キロから148キロ、このイニングで154キロをマークをマークする速球派相手に、侍ジャパンU-18代表が食らいついた。1番森敬斗は146キロストレートを捉えて三塁打。二死三塁から4番石川昂弥が142キロストレートを捉え、右越え二塁打で同点に追い付く。
追いついてもらった2回表、林は立ち直りを見せ、120キロ中盤のストレート、チェンジアップ、スライダーを駆使して、2奪三振。見事、無失点に抑える。
そして3回から西純矢(創志学園)が2番手として登板。西は常時140キロ中盤、最速145キロのストレート、さらに130キロ前半のチェンジアップに、130キロ後半のフォークで2奪三振。このフォークが冴えている分、高めの釣り球も有効的に使えており、立ち上がりを難なく終えることが出来た。
すると3回裏、無死二、三塁から2番武岡龍世の右前適時打で勝ち越し。なおも無死満塁から4番石川の2点適時打で4対1とリードを広げる。さらに6番熊田任洋の中前適時打で6対1と点差を広げて、大きくリードを奪った。
援護点をもらった西は4回、最速145キロのストレート、130キロ後半フォークが冴え渡り三者連続三振。4回裏、二死から3番韮澤雄也がリクエストの結果セーフとなり、二死一塁で再開。その後、連続四球から満塁のチャンスから6番熊田の左前適時打。さらに二死満塁から押し出しと9番坂下翔馬の中前適時打で11対1とする。
5回に無死満塁のピンチを招き、内野ゴロ2つで2点を失う。だが、西が後続を抑え、雨天で厳しいコンディションの中、粘り強さを発揮した。だが打線は三者凡退に抑えられ、11対3で前半を折り返す。
日本代表は、6回から前佑囲斗が登板。前回に続き、好リリーフを期待したいところだったが、守備のミスが重なり、3点を失う展開に。その裏の攻撃も三者凡退に倒れてしまい、アメリカ代表も元気を取り戻してきた。日本としてはなんとか逃げ切りたい雰囲気となってきた。
すると7回表、無死から三塁打を許し、ここで前は降板。4番手としてクローザー・飯塚脩人が登板。適時三塁打を許したが、アウトはすべて三振。11対7と詰め寄られたが、直後の攻撃で8番横山陽樹の本塁打が飛び出し、貴重な追加点。12対7として終盤に入った。
8回表、無死二、三塁のピンチを招くが、飯塚が見事に切り抜ける。その後、直後の攻撃で二死満塁から押し出し死球、9番坂下の2点適時打、1番森の右前適時打で16対7と点差を拡大した。
最後は5番手で宮城大弥が登板。最速138キロのストレート、スライダー、チェンジアップがはまり、見事に三者凡退に締め、二大会ぶりにアメリカに勝利をおさめ、3連勝となった。
1番センター・森 敬斗(桐蔭学園)
2番サード・武岡龍世(八戸学院光星)
3番ファースト・韮澤雄也(花咲徳栄)
4番DH・石川昂弥(東邦)
5番レフト・遠藤成(東海大相模)
6番ショート・熊田 任洋(東邦)
7番キャッチャー・水上桂(明石商)
8番ライト・横山 陽樹(作新学院)
9番セカンド・坂下翔馬(智辯学園)
先発・林 優樹(近江)
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