侍ジャパンU-15代表・仲宗根 大斗が「鹿取アドバイス」で勝利呼び込む火消し!
侍ジャパンU-15代表・仲宗根大斗(安仁屋ヤングスピリッツ)
11月22日(金)愛媛県松山市の[stadium]坊っちゃんスタジアム[/stadium]で開幕した「U-15アジアチャレンジマッチ2019」。初戦で松山市代表と対戦した侍ジャパンU-15代表は2回表に2点を背負う苦しい展開に。しかし、ここで緊急リリーフに立った沖縄産の右腕が勝利の使者となった。
「初回からブルペンでキャッチボールはしていたが、この回から登板とは言われていなかった」と、その場面を振り返ったのは安仁屋ヤングスピリッツ3年の仲宗根 大斗(なかそね・はると/右投右打・179センチ68キロ)。仲宗根はなおも二死満塁のピンチを空振り三振で切り抜けると、この日は最速133キロをマークしたストレートに「今日はキレがあった」と本人も手ごたえを得た右打者左打者問わず内外角低めに決まるスライダーを駆使し2回3分の1を無安打3奪三振無失点と見事な火消し。
一方、打線もそんな仲宗根の好投に呼応し2回裏に同点。3回裏には3点を奪って突き放し、終わってみれば13対3で6回裏二死コールド勝ち。仲宗根が流れを呼び込む形で初戦を飾った。
試合後には「昨日の練習で鹿取さんから『リリース時にグラブを引きすぎないように』というアドバイスをもらって、今日は感覚がよくなった」と、元読売ジャイアンツ、西武ライオンズでリリーフエースとして活躍した鹿取 義隆・侍ジャパンU-15代表監督のアシストがあったことを明かしてくれた仲宗根。
「今後は体重と内転筋と肩回りを中心とした筋トレをしっかりして球速を上げていきたい」高校入学までのカリキュラムの中で加えられた「鹿取アドバイス」は、彼自身の大きな刺激と成長を与える材料となることは間違いない。
(記事=寺下 友徳)